7月5日(土)から始めるThe Luminariesについて

2013年のブッカー賞受賞作です。

 

厚さ5センチ、834ページ。この前に読んだLife of Piが334ページ。

そのボリュームに引いてしまいそうな本ですし、アマゾンのレビューでネイティブも逃げ出すなどと書いてあり、「わ、失敗したか?」と、思いましたが、大丈夫。

 

最初の20ページくらい頑張れば、後はどんどん読めるはずです。

 

本は、最初にある程度、全体像を掴むのが大事です。

 

まずは、紙の本から。

 

キャラクター紹介や、地図などがついているときは、それを見ます。

 

次に目次に目を通します。

 

それから、最初から最後まで、5〜10ページずつくらい、折り目をつけてしまいます。

 

ここで速読のまねごとをして、最後までパラパラとできれば1枚ずつ、めくっておきます。

 

これで本と少し仲良くなれます。

 

最初は、わからない言葉があったら、辞書を引いてかまいません。特に最初の方は、スピードが上がらなくても、少し丁寧に読みます。20ページくらいまで。

 

キーになるような言葉の上には、鉛筆で意味を書いてしまってもいいですが、

書き込みだらけになると読みにくいので、書くのは、1ページに多くても10ワードくらいにします。

 

このとき、英英辞典を使う方が良いでしょう。初心者はLongmanがoxfordより簡単に使えます。

 

無理なら英和でも良いのですが、何回も英語と日本語を行ったり来たりしているよりも、英英を使う方が、英語だけで考え続けられるので、慣れて来ると、英和辞典よりも速度が上がります。やってみてください。

 

 

 

私は、もうペーパーバックを読むのには、目がちょっと辛いので(T_T)、Kindleなどの電子本も併用しています。

 

Kindle を使って読めば、解らない単語も指で押さえると辞書が立ち上がって、意味をすぐに調べることができるので、辞書を引きながら読む場合は、スピードは上がります。

(私はiPad miniKindleのアプリを入れています。)

 

でも、1単語1単語の意味をあまり追いかけなくて良くなれは、まだ紙の方が、圧倒的に早いです。慣れの問題かとは思いますが。

 

KIndleでは、指でマーカーもひけますが、私は、調べた単語には、マーカーは引きません。マーカーを引いても、ただページにべったり色がつくだけで、絶対見直したりしないからです。(^_^)

とにかくどんどん読む。そのうちに、何回も調べる単語の意味はだいたい解ってきます。

 

試験を受けるわけじゃなし、単語を覚えようなどというスケベ心は捨てて読むのが大事です。

 

忘れてもいいんです。また辞書を引けば。そうしているうちに語彙が増えてきます。

ただし、辞書を引く時は、ある程度、自分で意味を推測してから引くのが鉄則。ただ見に行っては記憶に残りません。

 

マーカーを引くとすれば、意味のありそうな人物の紹介や、キーになりそうな設定などに引いていきます。

 

紙の本なら、付箋を使って、人物紹介があったときに、その人の名前、年齢、職業などを書いて張ってしまうのも良い方法です。このとき、当たり前ですが、全部英語で書きます。

 

この本は、1866年のニュージーランドが舞台になっているので、地理を把握していきながら読むと、場所と場所の距離感が掴めるので、イメージがより鮮明になって、映像を頭の中に描きやすくなります。

 

これもiPadなどのガジェットなら、すぐに地図を調べられて便利です。

 

ただし、Kindleでは、人物紹介のページの行がズレてしまい、紙の本を見ないと意味が解りません。また、パートごとの占星術チャートの図もKindleでは省略されてしまっています。

 

この本に載っている占星術チャートは、今、一般に広く使われているトロピカルの占星術チャートではなく、サイデリアル方式で、天体は土星まで、しかも東西が反転した形で載っています。ハウスもいわゆる普通のチャートの意味するところとは違うので、これが作品内容とどうリンクしてくるのか、私もまだ途中までしか読んでないのでとても楽しみです。

 

 

The Luminaries

The Luminaries

 

 

 

Longman Dictionary of Contemporary English 6 (with online resource)

Longman Dictionary of Contemporary English 6 (with online resource)

 

 

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