Luminaryとは、西洋占星術では、光を発する天体を言い、太陽と月を指します。
巻頭のCharacter Chartを見ると、
Stellar(星の)に12人 → the signs of tha zodiac
Planetary(惑星の)に7人、
Terra Firma(大地)に1人
Partごとの円形のチャートを見るとわかりますが、登場人物と黄道12宮は、このような対応です。
Te Rau Tauwhare Aries 牡羊
Charlie Frost Taurus 牡牛
Benjamin Lowenthal Gemini 双子
Edgar Clinch Cancer 蟹
Dick Mannering Leo 獅子
Quee Long Virgo 乙女
Harald Nilssen Libra 天秤
Joseph Pitchard Scorpion 蠍
Thomas Balfour Sagittarius 射手
Aubert Gascoigne Capricorn 山羊
Sook Yongsheng Aquarius 水瓶
Cowell Devlin Pisces 魚
惑星(これは、Part1までの本文に直接の言及はありません。私の考えです。)
Walter Moody Mercury 水星
Lydia (Wells) Carver Venus 金星
Francis Carver Mars 火星
Alistair Lauderback Jupiter 木星
George Shepard Saturn 土星
Anna Wetherell Sun/Moon
Emery Staines Moon/Sun
Terra Firma 大地
Crosbie Wells
最初のチャプターの副題は、Mercury in Sagittariusです。
Thomas Balfour (Sagittarius) のテリトリーに Waler Moody (Mercury)が入ってきて、話をさせられることになります。
12宮や惑星の象徴する意味を知ってこの配役を読むと、なるほど、と、思います。
例えば、12宮で、牡羊は、生まれたばかりの原初の宮ですが、Te Rau Tauwhareは、マオリで、ニュージーランドではプリミティブな存在です。Charlie Frostは銀行員で、牡牛の象意の一つとして、お金があります。Devlinは聖職者なので、魚座は妥当。
Thomas BalfourがSagittarius(射手)なのは、もう一応、一通りのことを経験してきて、多くの人との交流の中で、自分を高めていく意欲のある人。船のエージェントとして意識だけが外洋に向かっています。火の柔軟宮、自分の中で盛り上がって、拙速に物事を判断しがち。悪気はないけど、ちょっと雑なところも見られます。
Walter Moody はこの中では若く、知性(水星)を持って言語(水星)を操れる青年です。好奇心もあります(水星)。Lydia Carverは、魅力的な女性(金星)です。
こんどのchapter、Jupiter in Sagittariusで出て来るAlistair Lauderbackの影響はCommandですが、木星は神話ではギリシャ神話のゼウスにあたりますから、そういう意味ではCommand=木星と捉えられるのか?Lauderbackは、野心家、拡大路線だし……(木星は拡大)ゼウスはニンフなど、妻以外の女性とも浮き名を流します。
今のところ、謎は、太陽と月、大地でしょう。
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