英語はできるようになります 〜プロフィール〜

◆ごあいさつ◆

こんにちは。やまがみくにこ です。

英語教室えいごのいずみを東京都板橋区で始めて今年で22年目になりました。
英語は勉強し始めて、ほぼ40年です。
翻訳通訳なども、時々いたします。

英語をなんとかしたいな、と、思っている方は、周りにたくさんいらっしゃいますが、
なかなか続かない、というのがみなさんのお悩みの一つです。
できれば、日々、モチベーションの糧になるような内容を書いていきたいと思います。

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◆自由への翼としての英語◆

あなたは、なぜ英語を使えるようになりたいのでしょう?

例えば、数式を見せれば、どの言語をその人が使うかによらず

1+1 = 2は、一目で理解が可能です。

△は、誰が見ても△です。

数学は、地域を超える普遍性を持っています。

ただし、これらをどう読むか、という
言語の領域に入ったとたん、
違う言語を使うものにとって、
それはいきなり理解できなくなります。

そういった意味で、言語は、数学よりも普遍性がなく、
より地上的なもの、地域に根ざしたもの、と言えます。

私たちの使っている、この日本語は、
今、ほぼ、この小さな島国の中でだけしか通用しません。

私たち、「日本語」人が、日本語だけ使っている限り、
この地域の枠を超え、他地域の人たちと、
自分の思うようにコミュニケーションをとっていくのが難しいのは
ご存知の通りです。

言語によって、地域に縛られることは、「ある種の不自由さ」をもたらします。

日本の地域性の壁を超え、少しだけ自由になるための翼を持ちたいと思いませんか。

もちろん英語以外の他の言語を学ばれても自由への翼は手に入ります。
中国語もロシア語もスペイン語もいいでしょう。

そうすれば、中国や台湾にいくときは、自由に感じられるでしょうし、
南米にいくときは、スペイン語ができればかなり便利でしょう。

ロシア語もできれば、かなりの国土を自由に行き来できます。

わたしの場合は、英語でした。

◆英語は大人になってからでもできるようになる◆

わたしが英語を始めたのは20歳のときです。

出身校は、國學院大學文学部史学科考古学専攻で、
英文科や外国語学科ではありません。
また、英語圏からの帰国子女でもありません。

國學院は、国の基を極むるところ、と、校歌にあるくらいで、
国語、古文、漢文、神道、歴史などが得意な大學でした。

英語はどちらかというと苦手な人が多いので、
今でも出身校を言うと「?」という反応をされることが、ほとんどです。

私は、20歳までは英語は、全然できませんでした。

というより、中学ではそこそこできましたが、
高校に入ってから絶望的にできなくなりました。
ブラバンでラッパばっかり吹いていたからなのと、
授業が全然面白いと思えなかったからです。

大学へは付属から上がったので、試験も簡単でした。

ただ、小学校の大半を台湾で過ごしたときに4年生から、
2年半くらいアメリカ人の家庭教師が来てくれていました。

中国語を習わせれば良さそうなものですが、
当時、台湾では、けっこう日本語が通じたので、ほとんどの日本人は、
中国語は片言くらいで用が足りていましたし、
昭和45〜50年代は、
「子どもに習わせるならやっぱり英語」という時代だったのです。

そのおかげで、英語の音や外国の人と話すのは好きで、
高校の英語の勉強はきらいでしたが、
(英語はできるようになりたい)と、思っていました。

それに私が大学生だったころは、
バイリンギャルといって
英語のできる女子が、もてはやされ始めたころでした。

そして、就職のためにも英語ができるにこしたことはありませんでした。

20歳から、大学の他に夜間の英語専門学校へ本気で通いはじめました。

このとき、2年間で、TOEIC600点になりました。
今は600点くらい、ちっとも珍しくありませんが、

当時は、まだわりとTOEICは目新しいテストでした。
人と比べることもあまりありませんでした。

その後、就職後、26歳のときに1年間カナダに語学留学しました。

語学学校に3ヶ月、あとの残りは、地域の専門学校でセールスをとりました。
セールスだとプレゼンテーションをしないといけないので、
必然的に話すことが多くなるからです。

外国で勉強したのは、この1年間だけです。

帰ってきたらバブルが弾けていて、派遣会社に登録しましたら
半導体のパッケージング工場へ行くことになり、
たいしてできないのに通訳翻訳をすることになってしまいました。

とにかく自分以外の人が英語ができないのに
毎日のようにアメリカからお客さんが入れ替わり立ち代り来るので、
背水の陣で頑張らざるを得ませんでした。

このときも夜は英語学校に通っていましたが、
飛躍的に英語の実力がついたのは、このときです。

仕事で英語を使いながら、
1年でTOEICのスコアが865点くらいになりました。

仕事は、最初、旅行会社、

カナダの後は、

半導体関連工場で通訳翻訳、外資系の会社の秘書、翻訳、

そして、今の英語教室です。

その間、20代のときは、だいたい夜は、
英語学校、通訳準備科や翻訳科などに通っていました。

基本的に、ほとんど日本で英語を学んで、使っています。

大人になってからでも、
日本にいても、

仕事で使えるようになる英語を身につけることは可能です。

でも、残念ながら、ネイティブには決してなれません。

それは、日本で活躍されている
日本語が流暢な外国の方を見ていただけば解るでしょう。

それでも、大人として、
対等にコミュニケーションをとれる英語を
身につけることは可能です。

◆英語はシンプル◆

もう一つ、自由への翼として英語をお勧めするのは、

世界で通用する場所が多い、という実利もありますが、

英語は、「文法がものすごくシンプルだから」です。

文字も52しかありません。

ドイツ語の文法をちょっと説明してもらったことがありますが、
英語と比べて…………複雑です。

また、中国語で漢字を覚えることを考えれば、
52個の文字を組み合わせればいいだけなのは、

奇跡のように簡単です。

だから、世界の諸地域で使われているのです。

なので、とりあえず英語、というわけです。

それなのに日本の学校で中学高校と英語を教わっても
実際に使えるようにならないのは、なぜでしょう。

車の運転に例えれば、

教則本だけ教わって、
教則本の内容のテストに力が注がれていて、

実際に車の運転をする機会がないので、

いつまでたっても車を運転できるようにならないのです。

もちろん、
私の中高生時代に比べれば
先生の質も教育の質も、
特に私立学校では、上がってきているところもあります。

が、英語は、
もっともっと簡単に使えるようになって良い言語のはずです。

◆実際にはどうするの?◆

経験上、日本にいながらにして、

自主学習で、
一番簡単に速く英語ができるようになるためには、
まずは、多読と書くことが有効です。

音声も併用した多読から始め、
生の英語の本を多読するインプット、

そして英語でその内容をまとめることで、
書くことのアウトプットをしていくことです。

ある程度のインプットがあって、

書いてアウトプットする習慣があれば、
会話の機会が訪れたとき、

あなたの中には話すべき内容があるでしょう。

もちろん、英語を話す機会が

日常的にあればいうことはありませんが、
現状では普通にそうした機会のある人は少ないでしょう。

もちろん、えいごのいずみ にいらしていただければ、
会話の機会もあります。

現在、オンラインとリアルの生徒さんの割合は、半々です。

◆学生が学んだ結果◆

大学に入ることが、ゴールではありませんが、
中学・高校生をこのやり方で教えてみて、
大学受験をした生徒たちは、
付属の高校に通っていた人を除き、
国立大学に受かったり、
私立大学から国立大学へ編入している人が
多く見受けられます。

ほとんどの私立大学が用いているマークシートなどよりも、
実際に「書く」形式の国立大学入試に強くなるのかもしれません。

小学生に関しては、

シュタイナー教育を取り入れて教えてきました。
小学生から続けている人たちは、
やはり英語の底力がついています。

◆大人は?◆

大人になってからでも、継続的にとりくめば、
英語は必ず使えるようになります。

大人のクラスでは、

英語で読んで、

まとめ、
話すことで、

ずいぶん進歩された方がいらっしゃいます。

大人でも、日常的に読み、書くことで、
アタマの中が英語で回り出します。
そうした機会を継続的に持つことで、
何歳になっても少しずつ

英語が上達していくのを見てきました。

「もう歳だから」は関係なく、
今が一番若いのです。

今は昔より、信じられないくらい、たくさんの教材や
学習の助けとなる機械(デバイス)もふんだんにあります。

◆自由の翼を得られると◆

わたしもずっと学び続けることで、
日本語だけの生活よりも、少し自由な生活を享受してきました。

例えば、

・読みたい本は、そのまま読める。翻訳を待たなくて良い。

・通訳なしでも英語の講義などを楽しめる
通訳がある場合は、二度内容を聞くことができる
また、通訳のフィルターなしに内容を聞くことができる

・介護で外に働きに行けなくても、英語が教えられるので、
家で教室を開き、仕事を継続することができた

・自分のお金があったので、好きな本を買ったり、
いろいろな講座や研修に出たり、海外の研修旅行などへ出かけ、
さらに自分の仕事の範囲を広げてこられた

・日本語では絶版になっている本でも英語ならば手に入ることがある

・インターネットでの調べ物は、情報量が増え、精度も上がる

・海外でも情報をキャッチできるので、トラブルを前もって回避したり、必要以上に恐れずにすむ。

・もちろん旅行は楽しい。通訳なしでいろいろな人と友達になれ、深いコミュニケーションがとれる。

いかがでしょうか。

ぜひ、あなたも英語の多読で、日本の地域性を超え、
より自由になるための翼の一つを手に入れましょう。

まずは、始めてみませんか。

◆私の夢 

もっと多くの「日本語」人が、日本にいながら、

もっと速く、苦手意識を持たずに

英語と日本語をシームレスに使えるようになることです。

もちろん日本語も大事にしながらです。

日本語がしっかり使える上で、

英語ができるから意味があるのです。

パラグラフ・ライティングの本など読むと、

英語で書く人たちと

日本語で書く人たちの

思考の方法の違いがよく分かります。

英語で読んだり書いたりすることで、

思考方法をもう一つ持つことになります。

別の言語と出会うことで、

外から日本語を見ることにもなり、

日本語だけで考えているよりも、

思考の幅も広がるのです。

もっと多くの「日本語」人に、

英語を自由へのツールの一つとして

当たり前のように使えるようになって欲しい。

「英語できるの?すごいね」

と、言われなくなるのが、私の夢です。

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