うちのラノベ好き高校2年生男子、その後。
「バイトしたいよー」
「惨憺たる成績なのに、バイトどころじゃないでしょ。
じゃあ、Traveling Pants、6月以内に読み終わったら⚪︎⚪︎⚪︎円あげるから、バイトだと思ってやれ!」
ああああ、言っちまいました。ダメ親。
*****************
読み終わるには、1週間に140ページくらい読まないといけません。
「3ページくらいしか読めないよー」
「むう…………。」
対策。
1)音声を使う。
Audibleで音声購入。
音声を聞きながら読むべし。
「あ、なんかいい、これ。速いし、なんか解る気がする」
2)全て理解しようとしない。
「細かいところはいいから、ざっくりわかればいいんだよ。
例えば、だれが、どこに行って、誰に会ってるのか、とか。」
「うん、レナのギリシャのおばあちゃんがうざいのは解る」
「あ、そうそう。」
「カルメンが、一番シリアスに大変そうだ」
そうそう。
「ブリジットは、サッカーの合宿で、なんか男を追っかけまわしてて、元気なだけ……」
そうそう、そのくらい解れば最初はOK。
**********************************
と、いうわけで、1週間たちました。
140ページには、なんとか到達。
1週間たったところで、まずはティビーに起こった出来事について書き出してみます。
ほんとは自分でまとめてきて欲しいのですが、
ダメ男なので、手伝います。このとき、英語で言ってもらいます。
それをまた英語で言い換えながら、ノートに書き出して行きます。
******************************
「これでだいたいどうやるか分かったでしょう。
来週までに、他のカルメン、レナ、ブリジットの分も書き出しなさい。」
「箇条書きでいいの」
「いいよ」
*****************************
お母さんが教えられていいわねえ、タダで教えてもらえていいわね、って、思う方もいらっしゃるのでしょうが、人参をぶら下げるために、なぜか、わたしがお金を払う、このあほらしさ(怒)
**************************
最初の段階で、音声を聞きながら読む、
音声に引っ張ってもらうのは、かなり有効です。
スピードが上がります。
子供が言葉を覚えるときに、文字から始めたりすることはありませんよね。
人類の発達段階からしても、文字はかなり後に出てきたもので、
文字から内容を想起する、というのは、やはり難度が高いのです。
また、発音も知らずにどんどんアタマに入ってきますので、
最初は音声の助けをぜひ借りてください。
********************
本の内容です。
赤ちゃんのときから仲良しの4人の女の子が、初めて離れ離れになる夏休み。
彼女たちの絆は、体型が違う一人一人に、なぜかフィットして、そして履くとキレイに見える魔法のパンツ。
地元のワシントン、サウス・キャロライナ、ギリシャ、メキシコ、4箇所でそれぞれの15歳の夏を過ごすのに、パンツを順番に履いて、次の人に郵便で送ることをきめて……。
キラキラ、青春ものです。みんな悩んで大きくなるんだよん。
紙の本だと、手紙のところが手書きになっているので読みにくいのと、
(kindleだと活字です)
次から次へ、細かく場面が変わるのですが、
次の人の話に移る時、章を変えたり、特に大きくスペースを空けたりせずに、パラグラフが変わっているだけなので、慣れるまで、ちょっとまごつきます。
前のHolesより少し読みにくいですが、ジュブナイル小説なので、平易です。
お買い求めは、こちらからどうぞ。
The Sisterhood of the Traveling Pants
- 作者: Ann Brashares
- 出版社/メーカー: Ember
- 発売日: 2003/03/11
- メディア: ペーパーバック
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
コメントを残す