先日、中学3年生とHolesを読んでいたら
stare (じっと見る)
という単語が出てきました。
思わず、
「はい、じゃ、石川啄木の
はたらけど はたらけど
猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり
ぢっと手を見る
これ、英語にしてみよー」
と、言ったら、すぐに、
彼: ” I work, I work, えーと、rich?”
私: ”my life ……..”
彼: あ、” my life is hard, I stare my hands.”
よくできました(^^)すごいじゃん!
中三くん訳:
I work, I work,
But my life is hard.
I stare my hands.
ちゃんとhandsを複数形にしているところがえらい!
さて、大人ならどうしましょうか。もうちょっとひねりどころがあります。
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私訳:
I’ve worked and worked,
But still my life has not been got anything better.
I stare upon my hands.
現在完了形をどのくらい使えるかが、
大人の英語への第一歩(^^)
現在完了は、
過去の一時点からずっと続いている感覚、というのは習いましたよね、確か、中学生のころ。
過去形だと過去の「点」で終わりますが、
現在完了形(have + 過去分詞)は、過去から今までの線になります。
stare は他動詞でも使えますが、
自動詞にして前置詞を使うとまた違う味わいが出ます。
stare at だと、一点を見る感じが出ますが、
疲れ果ててぼーっと見ているのなら
uponにしてみる、とか。
では、宿題です。よかったら一緒にやってみてください。
同じく啄木。次節がら、お正月の歌を『悲しき玩具』から引きます。
何となく、
今年はよい事あるごとし。
元日の朝、晴れて風無し。
私訳は明日出します(^^)
文頭にあったHolesとは、この本です。もう以前の表紙のものは販売されていないようです。
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