モチベーションについて(2)【英語を使っている自分のイメージを鮮明に持つ】

続きますと書いてから、なんと11月1日以降、こんなに放置してしまいました。続けて読んでくださっている方、すみません。

それでも毎日、読みに来てくださる方がいらして、ありがたいことです。

 

ブログ放置中にもえいごのいずみの現場では、いろいろ面白いことも起こってまして、書かねば……。

 

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さて、続きです。

モチベーションについて一般化しようとしてみたのですが、

もう一度、そのきっかけに立ち戻ってみます。

 

 生徒さんのこの発言です。

 

「こうして勉強しているけど、英語を使う明確な目的がないのにやりつづけるモチベーションを保つのが難しい。長期の旅行にも行けないし、仕事の現場にも外国のお客様はいらっしゃいますが、カタコトで用が足りてしまいます。

 

この前にも書きましたが、はたしてユニバーサルな(誰にでも合う)言語学習のモチベーションってあるのか、いや、ないのでは、というのも一つの仮説として考えられます。

 

で、この方の発言を考えてみて、次のレッスンでわたしがしたアドバイスは、こうです。(英語で話していましたが、日本語で書きますね。)

 

彼女はある歴史的・芸術的な建物を使用しながら保存する現場で働いています。

 

仕事の現場に外国のお客様がいらして、カタコトで用が足りてしまうのは、

 

あなたの英語がカタコトだからです。

 

実は用は足りていないのです。あなたの英語のレベルに合わせたことしか、そこでは起こってこない。

その場で、もしあなたがその分野のことについて、プロフェッショナルに英語で説明できれば、お客様はあなたにもっと詳しく、説明してもらいたいと思って、会話も弾むでしょう。下手をするとエンドレスです。

 

もっと仕事の現場で使う英語を勉強していきませんか。

今の教材がもう直ぐ終わりますよね。この次は、この建物や、建築家に関する文献を英語で読んで、要約していきましょう。」

 

「あなたが英語でこの建築物や建築家に関する知識をつけて、もっと専門家になれば、海外へ調査に出かけるような機会もできるかもしれません。そうすれば、仕事で長期の旅行にも行けるのです。そして、それを日本語・英語で発表するような機会も作れるかもしれないでしょう?」

 

これで、彼女のモチベーションは、ググン、とアップしました(^^)

 

英語を学ぶ理由が、できたのです。自分が、仕事に英語を活かしていて、今よりも仕事の幅が広がっている将来的なイメージも持つことができたと思います。

 

自分がどうなりたいのか、というイメージを持てば、モチベーションも持続します。

 

これはこの方が初めてではなく、

こちらの方もそうです。

 

化学専攻の学生なので、教科書を英語でまとめてもらい、しかもブログにアップしてもらうことにしました。

 

ameblo.jp

 

ただでさえ忙しい理系の学生さんに、小説を読んで、要約しよう、といっても、興味の面でも時間的にも、なかなか難しい。

 

でも、自分の専門の教科書を英語で読むのなら、化学も英語も一度に勉強できて、一石二鳥です。そして、さらにブログでオープンに発信しておけば、就職活動のときや、院へ進むときにも名刺代わりに見てもらうことができます。

 

「英語も使って化学系の仕事をする」という将来的なイメージを持つことができたので、このブログを続けていたら、副次的な作用も生まれてきました。

これは、また別の日に触れます。

 

 

モチベーションを一般化してみようとしましたが、

まずは、オーダーメードのモチベーション、というところに行き着いてしまいました。

 

モチベーションについて、もう少し考えていきます。

 

 

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