【レベル2】以上の生徒には、本を読むときに、お話ごとや、chapter ごとに要約をしてきてもらいます。
So, please summerise this story by next week.
(来週までにこのお話を要約してきてください)って言うと、
よく「英語で?」と、聞かれます。
はい、英語で、です。
多読しながら英語も国語も、同じように勉強すればいいんだな、と、気がついたので、
学校の国語の時間にやった「要点を見つけなさい」とか「要約しなさい」というのを
英語でやってもらうことにしました。
英語で読んで英語で書く練習をすれば、早く英語ができるようになるだろうと思ったのです。
やはりそうでした。
なんだか難しそうですが、段階を踏んでいけば、そうでもありません。
例えば、【レベル1】のMouse Tales の 最初のところをやってみるとこんな感じです。
Seven mouse boys were in bed.
Their father was going to tell seven stories to them.
And Papa began.
これなら、中1〜中2の最初までに習った文法で書けます。
バリエーションはいくらでもできて、
There were seven mouse boys.
They were waiting for a bed side story by their father.
He told them to tell seven tales as a treat.
Boys were glad and promised to go to sleep right after finishing the last one.
要は、自分の言葉で言い換える練習です。
「でも書いた文章が文法的に合っているかどうか、見てくれる人がいないからできない」
などと言わずに、とりあえず始めてみましょう。
最初から上手にできなくてかまいません。また、文中にある言い回しを持ってきて使ってもかまいません。ただ、全部、丸写しにはしないようにします。
特に、in the house とか、at home など、英語を使う人が当たり前に使い分けている前置詞などは、文を引っ張ってくることでかなり身につきます。
自分の中に言い回しのストックができてくれば、違うお話のときにそれを使えます。
また、本を要約しようとすることで、本との付き合いが深くなり、あ、あのお話のあの絵のところに確かこういう言い回しがあった、など、知らないうちに覚えたりします。
文法的に多少間違っていても、やっていくうちに、あ、あの時のあれは変だった、とか、気がつくようになります。
また、文法書を参考にしたりすれば良いのです。
こういうときにやはり便利なのはマーフィーだと思います。
でも先に買うのではなく、しばらく要約をやってみて、やはり必要だな、と、思ってから買うので良いと思います。自分が学生のこと使っていたものとか、お子さんの塾の参考書や問題集などがあったらそれを見るのも良いでしょう。
完璧主義はやめて、とりあえずやってみる。それで、わからなかったら、そのとき考える、というのが良いと思います。
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