塊魂でボールを大きくしていくのには、特になにか接着剤とか、フックとか、要らないようですが(よくしらないのです、ごめん)
どんどん英語を自分の記憶にひっかけて増やしていくのに役にたつのが、語源からのアプローチです。
くっつき虫。
うーわー、かわいそう。早くとらなくちゃ。
(うちの犬じゃなくてよその子です。)
prefix(接頭辞)、suffix (接尾辞)、radix(語根)は、聞いたことがある方も多いとと思うのですが、これを気にするようにすると、単語を自分にひっかけるフックが増えます。自分の記憶にくっつけるのに役立つのです。
例えば、adverb (副詞)は、
ad- 付け加える verb 動詞なので、
動詞に付け加える=動詞を就職する言葉です。
日本語で、副詞、副詞と習っていたときは、さっぱり副詞が何を修飾するのか覚えられなかったのですが、ad+verbと英語で習ったら、すぐに覚えられました。
このad-が、prefix (接頭辞)です。
他にも、ex (外に) in(m) (中に、上に)、con(m)(一緒に、完全に)re(再度)
など、たくさんあります。inはunなどと同じように否定の接頭辞になることもあります。
例えば、in+sufficientは、十分でない、です。
in+different=違いがない→普通の、また、無関心の、という意味にもなります。
re(再度)もよく目にすると思いますが、
re+cover (再び欠けたところを覆う=回復する)
re+move (もう一度動かす = 取り去る、移動する)
などなど……。
このくっつき虫が元のcoverやmoveにつくことで、単語の数が増えるのです。
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接尾辞 は、形容詞 beautiful の後ろに ly がつけば、beautifully(美しく)、副詞になる、ということは、たぶんみなさんご存知だと思います。
-ableが可能になる、とか。teach(教える)にer(人)をつけるとteacherになる、とか。
例えば、-ia は、 (『リーダーズ英和辞典第2版』より)
「ギリシャ・ラテン語系の名詞をつくり「病気の状態」「動植物の属名」「地域、社会」を示す」」
国の名前をみると「イア」が語尾につく国がたくさんあるのに気がつきます。
インディア(インダス川流域)
エチオピア、マレーシア、サウジアラビア、エリトリア、ソマリア、タンザニア……
病気の名前も
anaemia (貧血)、dementia(認知症)pneumonia (肺炎)なにかの恐怖症は-phobiaです。
-philiaは、病的愛好になります。
残念ながら、以前ご紹介したアプリの辞書『ウィズダム』も『ロングマン』も、こうした語源まで調べようとすると物足りないことが多く、語源を見たいときに私がよく使っているのは、15年前くらいに買ったcasio の電子辞書XD-H9200に入っている
『ジーニアス英和大辞典』です。
引くと、意味よりも先に、一番上に語源が出てきます。
disagree
[ 初14c; 中期フランス語 desagreer. dis-〈否定〉+ agree. cf. gratify ]
といった具合です。単語を引いたときに、ちょこちょこ、こういうのを気にするようになってくると、フックが増えます。
語源をコンパクトにまとめあげていて、別に高くなく、便利な本がこれです。
字も大きくて読みやすい。これを見て全部覚える、という人はすごいと思いますが、
なにかのときに参考にするのに良い本です。
(まだ絶版になってなかった!ということは売れているんですね。)
巻末の一接頭辞・接尾辞の一覧表が便利。
こういうサイトもありました。
Gogengo! – ゴゲンゴ! – 英単語は語源で楽しく!
アプリもあるそうです。上記サイトを参照してください。
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なんとなく自分で気がついてる単語も多いと思います。
例えば、solだとなんとなく太陽だな、とか。
調べると、ローマ神話や、北欧神話の太陽神のことで、ラテン語系や北欧系でも広く太陽の意味で使われる、
パラソル、ソーラーシステム、コスタ・デル・ソル……。
パラは、パラシュートもあるから、じゃあ、なんとなく広がっていくことかな、
って思って調べたら、
ありゃ、防護のことだった、
もしくは、異常のことだったりとか……。
paranormal activity………..
こうしてると何時間でも辞書を引いていられるのでした。
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