英語で話すときは、当然、日本語に訳す暇はありません。
英語で聞いて、英語で考えています。
でも、「英語で考える」って、どういうことでしょう?
UBC The Museum of Anthropology
バンクーバーに1年ほど語学留学していたことがあります。
そこで、1ヶ月くらいでしょうか、しばらくしてからのことです。
そこでは、1年間、下宿をしていました。
ジェニファーというイギリス系の50代の独身女性が営む、同時に4人くらいまで下宿人が入れるホームステイです。
最初3ヶ月は大学付属の語学学校に行っていました。
帰りのバスの中で、ジェニファーの顔を思い浮かべながら、ジェニファーに向かって話すこと、話すべきことを考えていました。
そこで、自分でハッとしました。
頭の中で、英語しか使っていないのです。
ジェニファーは、昔、小学校の先生をやっていた人で、わりとゆっくり、はっきりと、話してくれました。また、外国の学生をいつも受け入れているので、間違えた英語を話すと、直すのではなく、正しい言い方で、「こういう意味?」と、聞き直しながらもう一度言ってくれるような、英語を勉強したい私が一緒に住むのに、とてもありがたい人でした。
もちろん、いろいろなトラブルもありましたけど(^o^;
それからは、もっと英語で話す相手も増えていきましたので、
この脳内シミュレーションの機会が増えていきました。
英語しか理解しない相手には、夢の中でも英語です。
こうして脳の中の英語の領域が増えていくのかなあ、と。
UBCの民俗学博物館の裏の崖を降りていくとビーチなんですけど
わかる人にはわかる。
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なので、定期的に英語を習いに行くときも、こうした機会にすればいいわけです。
英会話学校で、先生が何を言ってくれるかを受け身で待っているのではなく、
自分から
「こんどはこの話をしよう、こういう風に言ってみよう」」と、
何回も何回も頭の中で言ってみて、または口に出してみて、
それでわからないことは辞書を引いけば良いですし、
相手が良い先生なら、
正しい言い方で言い直してくれて、
「もう一度、いってごらん」と、できるようになるまで言わせてくれます。
もちろん英会話学校の授業の時間は限られていますし、
先生を確保するのが難しい場合もあります。
準備したことを全部言えなくても良いのです。
脳内シミュレーションの相手がいればいいのです。
仮想会話パートナーを作りましょう。
この間も書きましたが、
小さいこどもは、お人形や、ぬいぐるみや、想像上の人物に話しかけています。
大人もやりましょう。
自分の会いたい人、こんど会う人をイメージして、
その人に向かって英語で話します。
私は独り言を英語で言っているときは、
だいたい話し相手を想定してつぶやいています。
この時も、単語がわからなければ和英を引いてすぐに確かめます。
アブない人になりましょう(^^)
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