みなさまからご心配のお言葉をいただきまして、ありがとうございました。
体調も少しずつ復調してまいりましたので、また始めます。
よろしくお願いいたします(^^)
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「英語を日本語と同じように読めるようになりたい」を読んで、
チャレンジしてくださった方々から、
「ちゃんと読めてるのかなあ」というお声を聞きます。
いちいち辞書を引かなくていい、と、何回も書きましたので、
なんだかよくわからなくても、どんどん先へ行っている、と。
「それでいいの?」
または、寝ながら読んでるときなんか、もうよくわからない、とか。
はい、それでいいのです。
とりあえず、それで1冊読んでみて、
ざっくり、どんな話だったのかがわかれば、それでかまいません。
Charly and the Chocolate Factoryで挫折して違う本にした、という方もいらっしゃいました。
Roald Dahlは、けっこうダークだし、そんなまわりくどい言い方しなくても、とか、
ひねりも効いてるところがあるので、向かない人もいるかもしれません。
それでAnn of Green Gablesにしたそうですが、良い選択でしょう。
あ、Margaret Atwoodが序文を書いている!
話がずっと素直ですから。
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私が最初、ハリーポッターを読み始めたときも、
全部理解して、きちんと読めていたかというと、
決してそんなことはありませんでした。
なんとなく、話の輪郭が、ボーッとしたところも多いまま読み終わり、
読んだ読んだ、と、悦に入っていたところもあったと思います。
1年後に翻訳が出ると、こどものために必ず買うので、
そのとき読めばいいや、と、思っていましたが、
どうも、それでもう一度読むようなこともなかった気がします。
7巻(最終巻)まで来ても、どうもよくわからないところがあって、
ハリーポッターのファンサイトみたいなところに、
書き込んで聞いた覚えがあります。
ああいうところは親切で、
下手な英語で聞いても親切に答えてくれる人がいるのです。
確か……戦いの最中に、ネビルのところにどうしていきなり剣が出現したのか、ということだったと思うのですが……。
ずいぶん前のことで、詳しくは忘れてしまいましたが……。
こんな読み方でも、どんどん読んでいくうちに、
推測できる言葉の数も増えていきますし、
もちろん辞書を引くときもありますから、
知らず知らずのうちに語彙が増え、
読めるようになっていきます。
だんだん、ざっくりではなく、もっと詳しく、くっきりと読めるようになってきます。
前にも書いたかもしれませんが、
子どものころに日本語の本を読んでいたことを思い出せば、
辞書を引き引き読んでいた人は、ごくごく少数派なはずで、
知らない言葉を推測しながら読み、また、読んでいるうちに、
どんどん大人の本へとレベルアップしていったはずです。
北杜夫の『ぼくのおじさん』だったように記憶していますが、
小学生のころ読んで、
「わからない言葉は辞書をひきながら読め」と、書いてあったのを見て
(はあ?そんなことやってられるか)と、思ったのを今でも覚えています。
ズボラ読みでよし。どうしても知りたい単語は、辞書を引く。
その積み重ねで読めるようになります。
その代わり、続けるのが大事です。
Margaret Atwood
25年前、挫折した本。読んでみましょうか。
なんかでもちょっと気持ち悪い話だったような……。
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