28日の土曜日、大人の読書会行いました。
お一人のご参加。一人は仕事でお休み。
範囲はChapter IIの終わりまででした。
The Buried Giantは、イギリスの古い時代を舞台とする竜や妖精も出てくるファンタジーですが、読むときに基本的に理解しておいた方が良いことがあります。
これはローマがすでに侵攻した後、キリスト教到来後の話なので、
Britonがキリスト教、SaxonがPaganという対立構造が基盤にあります。
Paganは、キリスト教から見ると異教徒、土着の信仰を指します。
Saxonにしてみれば、Britonたちキリスト教者は、侵略者と、それに加担するものです。
The Buried Giantには騎士のSir Gawain(アーサー王の甥)がでてくるのですが、
一応、アーサー王によって、PaganであるSaxonも平定されている、というのがこの話の基本設定になっています。
アーサー王(もうThe Buried Giantの中では死んでいる設定)は、キリスト教徒です。そして、アーサーによって、平和がもたらされたとGawainは言うわけです。
しかし、修道院はなぜか、竜を守っています……。
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第九軍団のワシというローズマリ・サトクリフの小説があります。
- 作者: ローズマリサトクリフ,C.ウォルターホッジス,Rosemary Sutcliff,猪熊葉子
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映画にもなって、わたしは映画などほとんど見に行かないのに、なぜか新聞で見つけ、すぐに観に行きました。渋谷の小さい映画館で単館上映でした。
この映画で知ったのですが、
ローマが攻め込んだとき、Paganの侵入を防ぐために城壁を築きました。Paganの部族は、どんどん北へ追いやられていったわけです。
『第九軍団のワシ』では、ローマ軍の主人公が父の汚名を晴らすためにpaganの若者(奴隷)を道案内に連れてこの長城を越えて北のpaganの地へ旅に出ます。
この映画の中に描かれているPaganの様子と、ローマ軍の様子は、The Buried Giantの時代のイメージを持つ上で、一つの参考になると思います。
大人の読書会、次回は12月12日(土)9:00〜行います。
The Buried Giantをこの日までに読み終わるのを目標にします。
やまがみの自宅で行いますので、ご興味のある方は、
ご連絡いただければ詳しいご案内をいたします。
参加費は¥3,000円です。
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