英語「ペラペラ」ってなんだ(2)で、モヤモヤっと頭の中でまとまりきっていなかったことがあったのですが、先日、友人と話していて、「あ、そうか」と納得がいきました。
この方は、最近2年くらいでしょうか、英語を話す国に滞在していたのですが、ほぼ英語を話せるようにならないまま、帰国しました。
「ふーん、どうして?」って、聞いたところ、話の中に
「だって必要ないんだもん」
と、いうキーワードが、何回も出てきました。
How much is it?
など、そういう日常に必要なことはもちろん言えるでしょう。
そして、もっと難しい「必要なこと」、例えば法的なフォームなどに関しては、英語の堪能な日本人のご親戚がいらしたので、その方に頼んでしまえばよかったそうです。
最初は、英語教室に入ったけど、そのうち日本人の友達が何人か見つかって、話していたら、「あー、らくちん。」「別に英語なんか必要ないや」って思ったそうな。
そりゃそうだ。それなら必要ないですね。話す相手が複数いて、特に仕事もしなくて良くて、サバイバルできてるし、寂しくないし。
これはわたしにも経験があって、わたしは台湾で5歳〜12歳まで、7年間も過ごしましたが、日本人学校に行ってたし、当時、台湾の大人は、日本語を話せる人が多かったので、ほとんど中国語を話せるようになりませんでした。話せるのは、必要最低限なことだけです。
そう、必要じゃなかったんです。
もし、台湾の現地の学校に行っていれば、孤独感に耐えられず、お友達を作りたい一心で、中国語を必死でインプットし、アウトプットもしたでしょう。
実際、弟は、現地の幼稚園に行ってましたので、日本語よりも中国語の方が、一時は得意でした。今じゃ何も覚えていないようですが。
「必要なことだけ」言えるようになったり、わかるようになったりしているだけでは、「ペラペラ」にはならないんですね。私たちが、生活のために最低限、必要なコミュニケーションの内容は、ごくごく限られたもので足ります。
・にっこり笑って挨拶をする
・買い物に行く
・タクシーに乗って行きたいところを伝える
・病気になったときに、病状を伝える
こんなところでしょうか。
では、それを突破していくにはどうすれば良いのか。
続きます。
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