英語を話さないお母さんやお父さんが、こどものためにお家でできること。(1)

「自分は、英語ができない。だから子供はできるようにさせたいんです。」

 

こういう親御さんは、本当にたくさんいらっしゃいます。

 

それでえいごのいずみにも来てくださるので、ありがたいことです。

えいごのいずみでは、小学生のうちは宿題は出しません。

CDも聞かせません。

 

でも、耳は比較的良くなります。基本的に授業が英語だからです。

週に1度だと、「ペラペラ話す」という風にはなりませんが、1年生から来ていた子が、4年生のときにハワイへ家族で旅行しました。

 

この子が旅行するので、いい機会ですから、このクラスは飛行機の中での飲み物の頼み方とか、廊下の上の方にVACANTと書いてあったらトイレが空いているのだ、とか、そういうことを教えました。

 

以上は、親御さんに喜んでもらえるように仕込みをしておいたわけですが(笑)

 

エレベーターに乗ったときに、”24th Floor”と、他の人が言っていたのを、お父さんは分からなかったのですが、この子が自然に「24階でしょ、お父さんわからないの?」と、言ったそうな。

 

これは仕込みなしです(^^)

 

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これから発話にどう繋げていくか、ですが、そこでお家でできることです。

 

【1】主部と述部のある文で話す

 

英語を話すときに、あたりまえですが、単語だけでは意味が通じません。

文にする必要があります。

 

2歳になったばかりなら、「おちゃ」と言えれば上等ですが、

二語文が言えるようになってきて

「お茶、飲む!」

というと、お家では、

「『お茶、ください』って言ってごらん。」

と、教えるようになります。

 

これをご家庭で、もっと意識的にしていくと、良いのです。

 

例えば、こんな風です。

 

「太郎、」

「何?」

「おじいちゃんちで食べた、あれ」

「ああ、いちご大福」

「おいしかったよね?」

「うん。」

 

ではなく、

 

「太郎、昨日、おじいちゃんちで食べたイチゴ大福は、とっても美味しかったね」

 

と、家の大人たちは、なるべく主語述語のある文にして話す習慣付けをします。

 

なぜ、こんなことを、と、思われるかもしれませんが、

単語をぽつ、ぽつ、と、話す癖が日本語でついていると、英語を話そうとするときもなかなか文章にならず、単語のみ発するところからなかなか抜け出せないのです。

 

例えば:

 

 What is in the box?

f:id:bushfuchsia:20151110134043j:plain

 

A dog. でもまあいいんですが、

 

A dog is in it.

 とか

There is a dog.

です。

 

英語は、単語だけでは話せません。必ず、主語と動詞、そして並べる順番が大事なのが、日本語との大きな違いです。これがけっこう面倒臭いのです。

でも、日本語でも主部と述部からなる文を話す習慣がついている人は、英語で文をつくるのも面倒がらずにできるように思います。

 

英語だけではなく、日本語で考えるときも、結局、言葉を使って何かを考えているわけですから、毎日、主部と述部のある文章で話す練習をしていくことは、その人の大きな財産になるはずです。

 

 

明日、もう一つ書きます。

 

 

 

 

 

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