England Tintagel the sunset
学生で始め、就職後にまた再開し、The Buried Giantを読んでくださってる方がいます。
働いているのに毎週来て、ちゃんと自分で決めた範囲を読み、要約をして、質問もする、という素晴らしさ。
The Buried Giantは、ローマが去った後のブリテンが時代設定です。わざと単語を古風にしてあったりして、読みやすい話ではありません。Kazuo Ishiguro特有の仮定法満載みたいなところとか、なんといっても、「記憶」を扱っていて、それがあいまいになる話なので、過去と現在がないまぜになっていたりして、「????」というところがあります。
それでも読んでこられます。
働いていてお忙しいでしょうにと、思うのですが、学生のころから、オーガナイズのできている方で、どんなに予定が混んでいても、「それはそれ」と、こなしてくる方でした。「やっぱりできませんでした」というのがないのです。あっぱれ。
お家の方から「なんでまた習いにいくの」と、言われて、
「えいごのいずみが好きだし、これは私の『趣味』なの」
と、答えたそうです。
趣味。ああ、これほど強いものがあろうか。
好きだからやる。それだけ。
大人の方で、続けてくださる方は、やはりこれが最強です。
ほんとにみなさん、まじめにやってきてくださいます。若駒を水辺に引っ張って行って、ほらのめ、そら飲んでごらん、と、いうのとは違います。こちらが追いまくられるくらい、みなさん、大人で続けてくださる方は、真摯に取り組まれます。
なぜかって、趣味だからですね。
言われてやるんじゃないから。
理屈じゃなく、好きでやってる、というのが一番です。
The Buried Giantを読んでいると、「ああ、こんな風に言葉が使えるようになりたい」と、思います。好きな本の一つです。
⭐️えいごのいずみ⭐️
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