英語専門学校「T」では、ある程度までこの脚本を覚えると
(やる気のない人は、もうこのころには脱落しています)
こんどは、グループで、この脚本内の表現を使って、
自分たちの芝居を作るのが課題でした。
この作っているときも、つなたいながら、もちろん英語で話さなくてはいけません。
そして、発表するのです。
これは、ちょっと今どきの若い子たちに通用するかどうかは分かりませんが、
サボる人がいると、グループ全員が F(fail)になって、迷惑がかかるので、
「悪いから」みんな必死でやるわけです。
それから、これも今どきはそうでもないかもしれないのですが、
日本人が英語を話せないのは「照れちゃう」「恥ずかしがる」からだ、ということで、
人前で英語でガンガン発表させて、そのブロックをとることも狙っていました。
覚えた脚本を少しいじって小さな芝居に作り直す、
一度、覚えた文章を応用して使うこと、一種のパターン・プラクティスです。
でもまあ、これは、学校へ行って、大人数でやるマスのパターンで、昭和っぽいし、ある意味、お金的にも時間的にも贅沢です。
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今どき、一人でやるとしたら、これかな!
CD付 起きてから寝るまで英語表現700 完全改訂版 (起きてから寝るまでシリーズ)
- 作者: 吉田研作,荒井貴和,武藤克彦
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2009/06/12
- メディア: 単行本
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このシリーズは昔からあって、わたしもやっていました。
案外、こういう簡単なことが言えないのです。(アマゾンで中身が見られます。)
とりあえず、自分でつぶやく練習をどんどんしていくのにとても良い本です。
上記は改定されているし、シリーズが増えてるっていうことは、やはり良いんですね。
以前、シュタイナー教育の英語の専門家、クリストフ・ヤフケ先生の講義を受ける機会に何回か恵まれて、小学生のクラスでは、ずいぶん参考にさせていただきました。
小学校1年生に教えるときは、手遊びや、身体の部位などの歌から始めて、少しずつ身の回りのことへと、領域を広げていきます。
これと同じです。
この本も、一般的な大人が、朝起きてから寝るまでにするときの
「目がさめた」
「歯を磨こうっと」
など、必ず日常で使うような言い方が出ています。
わたしも今でもよく一人でブツブツ英語で話してます。
このときに仮想の相手がいると、なお良いのですが、
小さい子は、これをお人形と一緒に一人でやっていますよね。
「はーい、ミミちゃん、起きましょう」
「まだ眠いよお」
「だめですよー、幼稚園に遅刻しちゃいますよー」とかね。
朝の布団の中のつぶやき例。
Oh, I wanna sleep 10 more minutes.
What shall I make for today’s luch box?
Oh, I have some pieces of bacon….. Yes, I have some lettuce and tomatoes.
BLT?
OK, so, I warm up the pan first and put the kettle on.
Beforehand, I take my dog to the downstairs after letting her pee….
Gosh, is it 6:15? Oh, I should get up NOW!
こんなに最初から言えなくてもかまいません。
ごくごく簡単なところから、
CDの1トラックを100回聞いて、言えるようになるまでやります。
スキットを練習すればいいでしょう。
録音もして、発音がきれいにできているかどうか、
自分に厳しくやってください。
腹筋とかランニングと一緒で、やった分だけできるようになります。
目が覚めたときに
“What time is it?”
と、言えるようになればしめたものです。
20歳の夏、家族とクルマに乗っていて、うたた寝から起きた瞬間、
思わずこう言ってしまったとき、密かに「やった!」と、思いました。
これも良さそうです(^^)
つづく。
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