英語「ペラペラ」ってなんだ?(2)

今回の国際大会に行って、思ったことです。

 

6人のインドの方たちと同宿だったのですが、たくさん話す方もいらっしゃいますし、そうでもない方もいらっしゃいます。

 

仲間同士だと地元の言葉(テルルーという南部の言葉だそうな)で話されてますが、私たちと話すときは、英語に切り替えます。ご存知の方も多いと思いますが、インドの英語は独特のクセがあって、慣れないと聞き取りにくいものです。

 

一般に日本人が「あの人、英語ペラペラだよね」というとき、たぶん想像しているのは、アメリカ風とかイギリス風の発音でよどみなく話す人のことだと思います。では、インド人の人たちはペラペラか?インドのアクセントはありますが、ペラペラでしょう。

 

6人もいらっしゃると、必要なことしか話さない人と、もっと……例えば、「今日の講義、どうだった?」とか、そういうことを話そうとする人がいます。人が友達になっていくときというのは、後者の「今日の講義どうだった?どう思う?」というような、ごくごく雑多な、個人的なところに踏み込んで話をしようとするときだと思います。

 

同じように英語が話せる人でも、積極的に話しかけてくる人と、こちらから話してもあまり応答のない人もいます。

 

間に高い壁のある人と、壁のとても低い人がいるように思いました。

 

どうもペラペラへの鍵はこの辺りにあるんじゃないか、と、今回、インド人のグループと日本人のグループを観察をしていて思いました。ペラペラになるには、「もっと話そう」「もっと話したい、伝えたい」という気持ち、そして内容があるかないかは、かなり重要な要素だと思います。

 

日本人側の様子は、わたしと他の3人でしたが、みなさん、そこそこはできるのですが、私が居ると、話すのをやめてしまわれるのです。譲ってしまったり、「〜って言って」と、私が通訳するようになってしまいがち。

 

怒られそうですが、わたしの知っている英語のうまい人、とくに通訳レベルの女の人は、胆汁質の人が多いのです。(気質については下記の過去記事をごらんください。)全員ではないですが、ほぼ、そうです。「自分で伝えたい」人が多いのかもしれません。

 

話すには、わかっているだけではだめで、能動的にこちらから踏み出していく、アクセルを踏むことが必要です。でも、どうも今回の大会などみていると、そこを踏み込まない人が多い。踏み込まなくてもすんでしまうし、だれか、通訳してくれる人、もっとうまいひとにやってもらいたい、というところが、どうしても日本人にはあるように思います。

 

みんなが通訳にならなくても良いのです。完璧じゃなくて全然かまわないので、もっと話しましょう。ペラペラへの道は、下手でも良いから話すこと、通じる体験をすることから、です。

 

ガイジン恐るるべからず。英語怖がるべからず。

壁を低くする努力をしましょう。勇気を出して、相手の目をみて話す。失敗してもOK.

 

 失敗したら恥ずかしいというのがあるのかもしれませんが、もうそういうことは置いといて、どんどん話さないといけないご時世だと思います。失敗してナンボです。とくに、これからの若い世代は、その壁をどんどん超えて言って欲しいと切に思います。

 

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同宿だったソバーナさんと、ワークショップの講師だったリンディ先生と。ソバーナさんの発表を通訳したら、発音がよくわからなくてカンペ見せてもらいました……。

 

 

気質についてはこちら: 

eigo-no-izumi.hatenablog.com

 

 

 

 

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