「むかしむかし、おじいさんとおばあさんがいました」
「おじいさんは、山へ柴刈りに、おばあさんは、川へ洗濯に行きました」
Once upon a time, there was an old man and an old woman.
The old men would go to the mountain to cut some bushes, and the old woman would go to the stream to do their loundries.
日本語と英語で対応するのがどこかわかりますか。
「むかしむかし、おじいさんとおばあさんがいました」
「おじいさんは、山へ柴刈りに、おばあさんは、川へ洗濯に行きました」
Once upon a time, there was an old man and an old woman.
The old men would go to the mountain to cut some bushes, and the old woman would go to the stream to do their loundries.
日本語で、最初に「場」に出てくるときは、「が」で、了解事項になると、「は」になります。
英語では、最初に「場」に出てくるときは、a で、了解事項になると、the になる、というのが、一つの特徴です。
了解事項であったり、自明のことには the を使います。
よく生徒にこれに続けて言う話は、
「例えば、きみの家でエアコンが壊れたとするじゃない?寒い、または、暑くてしょうがない。ひとつ、買いましょう、ということになる。このときは?」
“Let’s buy an air conditioner.”
と、言えれば正解。とにかく、なんでもいいからエアコン買おう、ということです。
で、どれを買おうか、カタログとか、ネットとか、チラシとかで家族で検討する。
それで、まあ、たとえば、「雲が峰」とかいうエアコンに決めたとする。
で、家族で量販店へ週末行った。さんざん家族でチラシを見て、話し合っていた「雲が峰」をあなたが発見。「あ、あった!」さあ、なんていう?
” Dad, there is the air conditioner!”
そうです。家族の中では、「雲が峰」は、もう了解事項だからtheです。
で、お店の人に頼むときは、
“Could I have that air conditioner, ‘Kumogamine'”
と、なります。
Kumogamineがものすごい人気機種ならthe air conditioner Kumogamineでも良いですが、まあエアコンでそこまでってことはないでしょう。
部屋の中にあるもので、そこにいる人に明らかにわかるものには、みんなtheをつけます。
その部屋の中には天井は普通は一つしかないのでthe ceiling、ピアノも一台しかなければ、the pianoです。床も、the floor, 黒板なら the blackboroard.
太陽や月や地球は、誰にとっても自明のことなので、
the sun, the moon, the earth になるのです。
the library, the stationなどを良く使うのは、街の人ならそこに図書館があるのは知っているはずだ、という発想から出ています。
まだまだつづく。
「が」と「は」も、a と the も、意味の違いは、もちろんこれだけではありません。
「が」と「は」について詳しくは、こちらをどうぞ。
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