やっぱり話せるようになりたい (1)

英語、やはり話せるようになりたい人、多いと思います。

 

わたしもそうでしたし、今も、もっとうまく話したいと思います。

 

このあいだ、

ディカプリオなんて(マザコンだし、こどもがヒゲはやしてるみたい……)と、

見下した気持ちでインタビューを聞いたら、

 

(ああ、なんて英語が上手なのかしら、失礼しました……)と、自分を恥じました。

 

かっこいいわ。

 

全然できないところから、大人が話せるようになるにはどうすれば良いでしょう。

 

このブログの最初の方に書きましたが、私は20歳まで、

英語は全然話せませんでした。

 

20歳のときに当時、Tという英語の専門学校が渋谷にあり、

その夜間部に週3回行きました。

 

この学校はもうないのですが、

学校の敷地内に一歩入ったら、英語しかダメ、もし日本語を使ったら罰金1,000円という恐ろしいところでした。罰金は高くないと意味がないからだそうな。確かにそうでした。

 

文法などの週2回のクラスは、はっきり言って、どうでもよかったなーという内容でしたが、もう1回の少人数制のクラス、確か1グループ6名のクラスでやったことが一番身になりました。

 

ここでは、一本のドラマになっている脚本を1週間に1スキット覚えてくることが課題です。

 

ナチュラル・スピードのカセット・テープがついていて、スキットを覚えるには、

1週間に100回聞け、と、言われました。

 

100回は本当に大変で、お風呂に入っているときも外で流すぐらいにしないと

1日に14回も聞けません。

 

当時、ウォークマンがありましたから、いつも持っていました。

 

そして、私はなんとしても良い発音で話せるようになりたかったので、

ダブル・カセットのラジカセ(もう若いもんにはわかるまい)で

子音の一つまで同じ音になるように、ガシャン、ガシャン、と、

自分の声を録音して、元のテープと音を比較しながら

何度も何度も練習したものでありました。

 

だって、先生が、最初の “I think”と、キューを出したら、

 

“I think he is going to visit us tomorrow.”

 

と、一気に言えないと、「F」と言われ、

最初に年間授業料を支払っているのに、退学になってしまうからです。

 

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よく、一口に「あいつは口の利き方をしらない、親の顔が見たい」と、言いますが、

母語は、親や、まわりの大人が、場面場面で、言い方を教えてくれています。

 

「ほら、『ごめんなさい』は?」

「『ありがとう』でしょ?」

 

とかね。

 

でも外国語は、そうはいかないので、

最初はある程度むりやり覚えないと、「口の利き方をしらない」ので、話せません。

 

まず、覚える。(インプット)

 

そして使う。(アウトプット)

 

この両方がどうしても必要です。

 

つづく。

 

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