won'tを知らなかった私がどうやって2年間でTOEIC600になったか(3)

《夏休みのハワイ合宿》

 

もうすぐ夏休みというころ、先生から猛烈なお誘い。

夏休みにハワイの合宿があるのです。

行くと比類なき英語力アップだそうな。

今風に言うとエクストリーム・イングリッシュ・キャンプ、かな。 

なんたって、もうやる気になってますから、

親に「行きたい」といいましたが、 
「そんなお金ないでしょ」と言われました。 

 

ええ、そうですね……。でも

Where there is a will, there is a way.(意志あるところに道は開ける) 

母方の伯母に出世払いで、お金を借りました。

おばちゃん、ありがとう。

就職後に返したら、伯母が「いいよ、あげるよ」と言ってくれました。

しかし、母が「あんたの結婚資金にするわ」とか言って、

持って行ってしまいました。あれ〜? 

まあ、あとで結局わたしが使うんだけど。 

 

*******************

《時事問題を英語で説明》

ともあれ、ハワイの合宿にも参加することになりました。 

合宿そのものは8月後半の2週間なのですが、 
夏休みに入ったくらいから毎日の「ように」ではなく、毎日、学校へ通いました。 
じつは合宿前の25日間くらいの方がものすごく勉強してました。 

昼間部1年生の生徒と一緒に、たしか1班30人くらいに分けられました。 
たぶん4班あったと思います。 

その中でまた小さい班に分けられて、調査研究発表をするのです。 

テーマがなんと日本の防衛問題。 

私たちの小班は、日米安全保障条約だったような……。 
Japan US Security Treaty、という言葉は良く覚えてるので……。 

えええ~?わかんない~。日本語でも知らないのに~。

なんたって、世間知らずの付属上がりの女子大生ですから、何も知りません。

新聞もそんなに読まないようなお馬鹿さんでしたし。 

とにかく、日米安全保障条約関連の本を何冊も図書館で借りて読みました。 

ネットは、まだない時代でございます。 

時の首相は中曽根康弘で、アメリカはレーガン大統領、ロンヤスの時代。
シーレーン1000海里問題とか、新聞を読み始めるとそんなことが解ってきました。
日本の海域を守ってるのがアメリカの第七艦隊だとか。 

資料収集は日本語で良いのですが、学校での話し合いは全部英語なので、英語でなんとか言えるようにしていかないといけません。そりゃあ大変でした。 

しかし、同じ4月から入ったのに昼間部の学生は、もうかなり英語が使えます。

リーダーは彼らだし。 

これがかなり刺激になりました。 

 

 

 

《英語で考えるなら英英辞典》

そして、昼間部の子に教えてもらったのが、英英辞典を使う、ということでした。 
学校で買わされたのは、ホーンビーでしたが、

ロングマンがいいよ、って教えてもらいました。 

えーっ、こんなに解らないのに英英なんて……と、思いましたが、 

「英語で考えないと英語で話せないよ。英和だといつまでも訳す癖が抜けないから

話せるようにならないから。やってるうちに使えるようになるよ」 

そう言われて、まずはいつも持っている英和に

 

  

デイリーコンサイス英和・和英辞典  あ、これは新しいですね。私のは第5版でした。

 

ロングマンを追加。

 

Longman Dictionary of Contemporary English with DVD-ROM

昔は真っ黒い表紙でした。あつさ4cmくらい。紙が分厚くて重いのなんの。

 

いつもいつも、英和/和英のコンサイスと、この分厚いロングマンを、持って歩きました。電車の中でもウォークマンロングマン。 

 

力持ちでした……。

ロングマンは、発音記号が一般のと違うのです。これに慣れるのにもしばらくかかりました。

 

今は、こんなことは、たいした障害にはなりませんね。電子辞書は、ボタンを押せば、発音してくれますから。

 

ロングマンの良いところは、掲載されている言葉の数は多くても、説明のために使われる語彙数が絞られているので、初学者にはとても解りやすいのです。 

 

当然、この他の資料や紙も持ってるし、バイトが大学の専攻の勉強も兼ねて遺跡の発掘だったので、着替えも持ってたりして、いつも大荷物でした。 

その後も大学が二学期に始まってからは、これに大学で使う漢和辞典や他の教科書なんかも持ってたので、左の肘がおかしくなり、医者に行くと、テニス肘だって言われました。左手が、テニス肘!私、右利きなのに。

 

***************************

 

後年、電子辞書を使ってみたときのあの喜び。

こんな小さな中に何冊も辞書が……(泣) 

しかし、今ではあれさえ重たいと思います。iPod touchなら100g。 
ああ、テクノロジーって素晴らしい。 

 

今ならロングマンから日本語の辞書にも飛んでくれます(泣)

しかし、今の若い世代は発音記号は読めません。ボタンを押せば辞書が発音してくれますから。

これからは以前よりもさらに一部の人だけがわかる記号になっていくんでしょう。

 

 

あ、ありました。古い辞書の写真。もうコンサイスは字が小さくて使えない……

 

f:id:bushfuchsia:20120116104428j:plain

 

辞書(アプリ)の使い方はこちらの過去記事もどうぞ参考になさってください。

 

eigo-no-izumi.hatenablog.com

 

 

つづく。

 

 

 

**************

Facebookでの友達申請、歓迎いたします。

一言メッセージをそえていただけると助かります。

 

https://www.facebook.com/kuniko.yamagami

 

 

レッスンなどをご希望、ご質問などはこちらをご覧の上、ご連絡ください。

eigo-no-izumi.jimdo.com

 

 

お問い合わせフォーム

お問合わせ・お申し込み – eigo-no-izumi ページ!

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください