昨日は、20代までのペラペラ対策でした。
さて、今日は30代から40代です。
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それなりに仕事をがんばってきた。仕事に関して、専門的な分野がある。
さて、その専門性を英語の学びにも関連づけていきましょう。
例えば、えいごのいずみの生徒さんで、今、これを読んでいる方がいます。
On and By Frank Lloyed Wright A Primer of Architectual Principles
建築関連の論文集ですが、難しいのです。言い回し、語彙が難しい。
もっと簡単に書けるんじゃないの、と、思うのですが、アカデミックに書いてあるので、ちょっと読んだだけでは「?」という部分が非常に多い。
わたしは、15年ほどルドルフ・シュタイナーの文章を読んできた意味が、やっとここで出てきたと思いました。ややこしい文章を読む練習をさせてもらってきたので、あ、そうか、と、わかるのです。
生徒さんは、”Kuniko, you are geneus.”と、言ってくれましたが、べつに geneus ではありません。わたしも先達から学んで、それをまたお伝えしているだけです。亀の甲より年の功。特に、幾何学などの分野だと、ゲーテの自然観察などで学んだ内容が生きてきます。
彼女は、以前、「職場では、そんなに英語を使う機会がないし、あったとしても、ご案内などの片言程度。だから英語を学びたいけど、モチベーションが上がらない」と、言いました。
しかし、彼女が職場で片言程度の英語しか使えないのは、「彼女の英語が片言だから」です。彼女が、専門性を持った内容を流暢に英語で話せれば、もっと彼女から話を聞きたい人、ひいては、海外へ調査に行くなどの発展的な仕事内容が見込まれます。
この本の前、この方は、児童文学『くまのパディントン』から始めました。仕事もお忙しいのに、読んで、その内容をまとめてくる、というのを毎回こなしてこられました。
大人の場合、みなさんお忙しいので、月2回くらいが無理のないスケジュールのようです。
そして、この論文集に入りました。実際、彼女の話す英語のレベルが急に上がったのには、驚きました。本の進み方は、毎回、内容を確認するのにとても時間がかかってしまうので、速くはありませんが、彼女はとてもまじめなので、どんどん自分なりに読み進めています。
レッスンの90分の間、よほど込み入ったことがない限り英語で話しますので、彼女の英語の内容が、段違いにレベルアップしているのが良くわかります。ご自分の興味のある内容で、チャレンジングな内容について英語で話そうとするとき、英語のレベルもアップするのです。
わたしにとっても、この本の内容は、とても興味深く、進み方はゆっくりでも、例えばフローベルの幼児教育が、こんな影響を建築家に与えたのか……など、この本を一緒に読む機会をいただいたことを本当にありがたく思っています。
30代の方、だって、自分には、とくに専門性はない、ですか?
では、趣味は?何か特に好きなこと、一生懸命されていることはありませんか?
映画、アニメ、釣り、プラモ、クルマ、料理、子育て、……なんでもかまいません。ご自分の興味のある領域はありませんか?
そうしたことについて、英語の本を取り寄せて、読んでみませんか?
日本人は、一億総オタクなのではないかと思うくらい、自分の特化した趣味や好みを持っていらっしゃる方が多いと思います。ご自分では気付かなくても、友達や家族に聞いてみると、「あ、これか」というのがわかるかもしれません。
それに関する本を読み、英語で書いて、ブログで発信したりすれば良いのです。海外の同好の士とお友達になれるかもしれません。
30代、40代の多くは、仕事や子育てに忙しい世代です。全く興味のないことを英語で学んでいる暇はありません。自分のテーマに関わる内容なら、英語で書いてあっても推測することが可能ですし、学ぶ喜びも倍増します。
でも自分でどうしたらいいかわからない方は、お手伝いいたします。
えいごのいずみにおいでください。
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