早いもので、もう来週は大宮のシュタイナー教育講座の2回目です。
9月25日は0〜7歳の話でした。来週10月16日は7〜14歳の話です。
28人の方にご参加いただきました。
みなさん、本当に熱心に聞いてくださり、また時間のない中、アンケートにもお答えいただきました。ありがとうございました。
1時間レクチャーの後、シェアリングの予定だったのですが、わたしが話しすぎて、質疑応答の時間がかなり押してしまい、申し訳なかったです。
次回は、もう少しみなさんのシェアの時間をとりたいと思います。
質疑応答の中で、出たのが
「もううちの子は、かなりテレビ好きなんですけど、テレビを見ないようにするにはどうすればいいでしょう」ということだったんですが
私が、「ああ、テレビを捨てちゃえばいいですね」という身も蓋もないことを言ったので、大変驚かれました。「え〜💦」って感じですね。
もちろん、それではあんまりなので、「テレビに布をかけましょう」と、お伝えしました。
もう習慣になってしまっていると、大変そうですが、テレビより面白いことがあればいいんです。本気でテレビ断ちするなら、テレビを隠しちゃって、お母さんが真剣に遊んであげれば、テレビより絶対面白いので、テレビの存在は忘れます。
(それができないからテレビ見せてるんだけど……)
そう。お母さんは忙しい。だから、それにはどこか手抜きをしなくちゃですね。ご飯の手を抜きましょうか。ずっとそうである必要はないですけど、子どもがテレビの存在を忘れるまでは、ご飯を炊いて、お味噌汁だけ作って、あとはおしんこで大丈夫です。十分。
「それより遊ぼうよ」ってお母さんが、言う。子どもは驚くと思います。
そのうち「〜が食べたい」って言い出したら、じゃあ、お母さんが作るから、その間、「〜をして遊んでて」と言えるような遊びの体験や、セットアップをだんだん作っていきます。それはこのあいだ講座でお話したように、子どもが、自分でプランを立てやすいように子どもの目の高さの棚などに、いつも決まった場所におもちゃを揃えておいてあげれば、子どもは遊びます。
「テレビは?」って言われたら、
「もう、うちにはテレビはないの。」
「えー、テレビ、欲しいよ」って言われたら、
「テレビは、いらないの。」
理由は言わなくても大丈夫です。
泣いたり暴れたりしたら、一緒にいてあげましょう。で、そばで、もっと面白そうなことをお母さんがします。
このとき、お母さんは困ったり、不機嫌になったり、怒ったりしないで、ただそこに居てあげてください。くれぐれも一緒になって怒らないでください。修行と思って(笑)
最初にテレビを出しといて、引っ込めてるのはこちらなので、ぐずったことに対して怒っちゃだめです。フラットにそこにいる。怒りのあまり、妹や弟に手を出したら、おいで、って言って抱っこしてしまってください。
フラットにそこに居るやり方は、この間、講座で植物の観察の仕方で少しお話しました。
0〜7歳の話で、アンケート等も拝見していてかなりインパクトを持って受け止められている様子なのが
「小さな子どもには、決めさせない」
「7歳より前は、絵本よりもお話を語ってあげるのが良い」
ということなんですが、ここに書くと多いので、別立てにしますね。
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