先週の水曜日の講座で、この糸かけを紹介したときに、質問がありました。
「面白いし、綺麗なのはわかるけど、九九を教えるときに、これをする必然性がわかりません」
いい質問です。
あまりうまくお答えできなかった気がするので、こちらに書きます。
7歳になって記憶の担い手であるエーテル体が独り立ちします。
そして、教師は、記憶に働きかけることができるようになります。
シュタイナーは、この低学年のときの記憶への働きかけかたは、理由は伝えなくても良く、ただ記憶させるだけで良い、と、いいます。
と、同時に、記憶と感情には深い結びつきがあり、知識は、感情が保持している。生き生きした気質の力を働かせて、子どもの感情に訴えかける授業をしようとすると、子どもの記憶力が力強く育っていく、といいます。
九九の糸かけをすると、数字の持つ美しさを身体で体験できると同時に、楽しい、綺麗だ、こんな形になるの?じゃあ、別の段はどうなるんだろう?という感情の動きとともに、子どもは九九と出会うことができます。
これは、絵でも描くことができます。これはえいごのいずみで描いたものです。
わざと全部の段を載せません😆
ちょっとメモでもいいので描いてみると、楽しいのでやってみてください。
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