この項は、もう、窮余の一策ですので、そのおつもりでお読みください。
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「あ、やべえ、もう時間ねえ!でも、もう一題、長文読解がある!」
という場合。
自分のリーディングスピードは知っていますか?1分間に何ワード読めるか、です。
だいたいこれがわかっていれば、ざっくり時間配分ができます。
知らない?
または
知っている、そして時間が足り無さそうだ!
では、とりあえず、パラグラフが何段あるか、ざっと見ましょう。
パラグラフは、わかりますね。日本語でいうところの段落です。基本的には、1ワードぶん、空いているところがパラグラフの最初です。1ワードあけずに行間を1行以上あけて、パラグラフを示しているときもあります。
パラグラフはいくつありましたか。5パラグラフ?では、その5つのパラグラフの最初の1文だけ読んでください。
なんとなく文全体のおおまかな内容が捉えられましたか?
では、問題文へ行きましょう。
問題の全部に回答します。
その上で、回答できなかった問題があり、もし、時間がまだあったら、関係のありそうなパラグラフへ戻ってもう少し読みます。
これは時間次第です。
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英文には、パラグラフ・ライティングという文章の書き方の決まりがあります。パラグラフ=段落、と、だいたい捉えていると思いますが、パラグラフは、日本語の段落より、ずっとしっかりした構成です。
パラグラフ(段落)の内容(トピック)について、パラグラフの最初の1文には、「これからそのパラグラフで言おうとすること」が、書いてあります。
これをトピック・センテンスと言います。
トピック・センテンスには、そのパラグラフの要点が書いてあるはずなので、それだけ読めば、文の概要がつかめるはずなのです。
この間、高校3年生と一緒にエッセイで練習しました。
だいたい、概要はつかめました。でも、あくまでも概要(outline)です。
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もう一度。これは、時間がないときの窮余の一策です。正攻法は、全文、ちゃんと読めるように時間配分してください。
Good Luck.
p.s.
パラグラフ・ライティングに関して、勉強したい方に良い本は、これです。
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