ニュージーランドのHokitikaという小さな港町が舞台です。
ピンの立っているところがそうです。
(mapsから転載)
主に出て来る地名は、このHokitikaと、南のDunedin(ダニーデン)です。
Port Chalmersは、Dunedinの港です。
船での移動も話の中の一つの鍵です。
Dunedinは、1861年に金鉱が見つかったOtagoの港町です。この物語の設定である1866年は、Otagoの金鉱が枯れてきて、1865年に新たな金鉱が発見され、ウェスト・コーストへ人の移動が始まったころです。
行政区は以下のようになっています。(wikipediaより転載)
主に絡んでくるのは、13のウエスト・コーストと、15のオタゴです。
地球儀をみなさんと見ましたら、ニュージーランドの南東は、かなり緯度が低く、冬は相当寒いであろうことが想像できます。カリフォルニアのゴールドラッシュと比べても、渓谷で、河の泥をさらって金を探し出す作業は過酷だったでしょう。
ニュージーランドのゴールド・ラッシュは、カリフォルニアのゴールド・ラッシュ(1848-1855)に陰りが見えてから、6年後くらいに始まり、1870年には終っています。
ですから、この物語は、ゴールド・ラッシュの終盤が舞台ということです。
時代背景・簡単な歴史についてはまた別に書きます。
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