英語を話さないお母さんやお父さんが、こどものためにお家でできること。(2)

昨日の続きです。

 

【2】滑舌よく、はっきり話すことを心がける。

 

日本語で、

かきくけこ

さしすせそ

たちつてと

なにぬねの

まみむめも

ぱぴぷぺぽ

ばびぶべぼ

ざじずぜぞ

しゃしゅしょ

りゃりゅりょ

など、

これらの発音をはっきりさせておくことで、英語を話すときの子音の発音も良くなります。

 

以前、別記事でも触れましたが、「まみむめも」を発音するときに、上唇と下唇をしっかり閉じない人は、けっこういます。

こういう人にMの発音をしてもらうのは大変なのです。

 

eigo-no-izumi.hatenablog.com

 

日常的に気をつけるには、1日5分とか、気にする時間を作るのがいいのですが、つらいと長続きしません(^^;

 

例えば、こういうのを楽しく声にだして読むのはどうでしょう。

 

かっぱかっぱらった

かっぱらっぱかっぱらった

とってちってた

かっぱなっぱかった

かっぱなっぱいっぱかった

かってきってくった

谷川俊太郎 『ことばあそびうた』より)

 

ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)

ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)

 

 

「か」 「ぱ」「た」の音の練習です。K、P、Tの音へと繋がります。

 

唇が触れ合って、音が破裂する感じが、なんとも言えず楽しい詩です。

また、自分の中に、空気の抵抗を感じる体験ができると思います。

 

そして、もう一つ、これはNの音です。

 

はなののののはな

はなのななあに

なずななのはな

なもないのばな

(同上)

 

NやTの音が言えれば、Lの音の導入も簡単なんですが、

舌の先端の力の弱い人が多い。

そうすると、N, T, D, Lの発音が、なかなかはっきり聞こえません。

 

詩は、もちろんこの他にもいろいろあります。

 

リズムのある日本語の詩を声に出して読んで、遊びながら、子音の体験をたくさんしましょう。

 

「でも自分は滑舌悪いし、いまさら治らない」ですか?

大丈夫、大人が楽しく声に出して読んでいるのが大事です。そうすれば、こどもも一緒にやりたがります。

 

CDを聞かせて自分はテレビ見てる、っていうのは、だめですよー。

 

一緒に楽しみましょう。そのうち上手になります。

 

 

こうした詩を読むことは、滑舌はおまけで、日本語のセンスを豊かに育てていくことになります。結局、日本語を豊かにしておくことが、その後の外国語学習にもつながっていくのです。

 

 

書いていたら、もう一つ思いついたので、また明日。

 

 

 

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