「そりゃあ、英語、読めるようになりたいけど、時間がない。」
「忙しくって。」
そう、忙しいですよね。もう毎日、忙しい!
わかります。みなさん、忙しい。あなたもわたしも忙しい。
でも読めるようになりたいですか?
はい、読めるようになりたいです。
では、そういう人だけここから下を読んでください。
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読もうと思う本を決めたら、いつでも持ち歩きましょう。スキマの時間に読むのです。
まとまった時間ができたら、などと言っていたら、一生、読めません。
だって忙しいでしょう?
まず、10分読みましょう。
時間を測ります。
10分、タイマーをかけます。家にいるのならキッチンタイマーでも良いですし、スマホ、ダブレットには大概タイマーがついてますね。
電車の中でなら、イヤホンを使えば良いですね。
東京の地下鉄なら5駅を目安にします。タイマーいらずです。
辞書を使わずに読んでみます。
10分ってけっこう長いでしょう。集中できましたか?
できなくても最初のトライですから仕方ないです。
読みながら、違うこと考えちゃったりしませんでしたか?
1分、振り返りをします。
確認します。脳内映像化、どのくらいできてますか?
あと4分、もしできれば、辞書を使わずに解った内容をざっと書いてみます。
できれば英語で。最初は日本語でも良いです。
このとき、付箋を使うのも一つの手です。
メモ帳などをもう一つ持っているより、付箋に書いて貼っておけば、次にすぐ見られます。
1セット、ここでおしまいです。
例えば、電車を降りるタイミングになってしまって書けなくても、
脳内映像化がどのくらいできているかの確認は、必ず自分のアタマの中でやってください。
読みながらいつの間にか本とは関係ないことを考えてしまっていたときは、
次の10分をするときに自分の意識があったページまで戻りましょう。
実は、こういうことは、最初のうちは良くあります。字面を追っていても、内容は全然把握してなくて、例えば、今日のお昼に何食べようかな、などと考えてしまったりすること。
そういう時もあるので、気にしないようにしましょう。次に集中できるようにすれば良いのです。
あなたが、とても忙しい人なら、1日に10分以上やるのは禁止して、1週間続けてみます。
これを1週間続けたら、70分読んだことになります。
振り返りの時間も入れると、105分、読んで、英語で考えたことになります。
0分と105分では、大違いです。
どうしても気になったところ、ここがわからないと内容がつかめない、というところは、辞書を引いて意味を確認するのも良いでしょう。
ただ、辞書ばかり引いていると、内容に沈潜するのは難しくなります。推測しながら、どんどん行くクセをつけましょう。後の方になって「あれ?」となったら、どこかで読み間違えているのがわかります。そうしたら戻れば良いのです。
また、本は、この1冊だけではないので、とりあえず、なんだかあまりハッキリした映像は描けなかったけど、1冊とにかく終えてみる、というのも良いでしょう。それでも大筋で掴めたことがありましたか?どんなことでしたか?
あまりにわからなければ、レベルが少し高かったのです。次は少しレベルを落として読んでみると、あ、解る、という体験ができるかもしれません。
【じぶん、わかってるかな?確認事項】
脳内映像化は、どのくらいできているか?
もっと脳内映像をクリアに描きたいか? → 辞書を引きましょう。
ストーリーの大筋を見失っていないか?
この10分間リーディングは、短時間集中することに継続して取り組むクセをつける練習です。もっと読みたくなったらしめたものですが、最初は1日10分だけ、を1週間やってみてください。
英語も筋トレや走り込みと一緒で、とにかくやった人だけが、割れた腹筋を見せびらかしにプールに行ったり、フルマラソンに出られたりするのですが、最初からフルマラソンは走れません。ウォーキングやジョギングから始めます。
始めた人だけが、読めるようになります。
ゆっくり行くものは、遠くまで行く。あせらず、でも始めましょう。
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