BBC ドキュメンタリーの続き

先日のBBCドキュメンタリー「移民が多すぎる」は続きがありました。2014年の放映です。4年前。EU離脱の前です。

番組内の数字でロンドンの人口の3人に1人が移民、数は300万人。国全体では、800万人、UK人口全体の13% でその分布は90%がイングランド(UKじゃなくて)に住んでいる。

2012年にヒースローで降りたら、ここはインドか?と、思いました。そのくらい空港で働いている人はインド系の人が多い印象でした。また、10年前、2007年前に行ったときは、どこで何を食べても正直、おいしくなくて泣きたくなりましたが、去年、2017年には、ロンドンのレストランは、ギリシャ料理、中華、イタリアン、オーガニックのカフェ、もうなんでもござれで、東京とくらべて外食は高いのですが、どこも美味しくて助かりました。今回、たまたま長い期間(2週間)ロンドンに居たから、以前はわからなかっただけで、もともとロンドンとはそういうところだったのかと思っていたのですが、実際、移民の数がすごく増えていたんですね。

番組の作り方の印象としては、昔のNHK特集とか、クローズアップ現代などと似てます。(何しろ最近全然テレビを見てないので……)English Englishが慣れないと聞き取りにくいのですが、番組の構造がしっかりしてるので、練習用としては良いのではと思います。すごく面白いかっていうと別にそんなことないですが……。昔、小学校の社会科で、VTRを見て、感想かけとか言われたのを思い出しちゃいました*1

今、大学院生、社会人1年生、各々のレッスンでこれを使ってみています。やはり初見だと、難しいようです。字幕もないので、厳しいかもしれませんが、これが初見でわかるようになればいいですね。

非常に興味深いのは、二世のシークのご婦人が、ソマリアから来た移民の人たちに「ブリティッシュ」への統合ということをかなりこだわって言うところなんですが、彼女はわたしから見ると、イギリスではなくインド文化をかなり背負ってる人としか見えません。でも彼女にとっては、「イギリスで生まれ育ったシーク教徒の自分」が「ブリティッシュ」的で、そこへ参加しませんか、と、ソマリアからの人を誘うのです。

番組そのものの最後のまとめ方は、うーん、やはり社会科で見せるビデオって感じです。

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前編は、こちらです。

UKで生まれた人、若年層は移民が仕事を奪ってる、という。それは本当か?という検証。
また、介護現場にフィリピンの人がたくさん入っていて、言語などの面から「なんとなくいやだ」という印象を持っている人と、実際に現場に入っているフィリピン系の移民の人との対話。
また、どんどん移民の数が増えて、自分の住んでいる街がいつのまにかエスニックな街になってしまったというカップルとその街で英語学校をたちあげたパキスタンからの移民の夫婦の対話。

否定的な意見の地元の人の多くが「移民がGood Englishを話さない」ということをストレスとして感じているのがよく分かります。

ここで言われていることは、日本にもそのまま置き換えられる話ではあります。でも日本の方が、入ってこようとしている人に対して閉鎖的で、それなのに労働人口としてだけ都合よく使おうとしているのは大きな問題でしょう。

 

*1 台湾の日本人小学校にいたので、社会科の時間、日本のVTRを見せられて、感想を書く、という授業がわりとたくさんありました。視聴覚室に行くとクーラーが効いてて、それがうれしかったのを思い出しました。

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