4年生のクラスと、5年生のクラスで新しいゲームを導入しました。
海底探検、という日本の人が作ったゲームです。
今回は、ほぼ全部、英語で説明しました。
割と複雑なルールだったので大丈夫かなと思いましたが、こういうときは、とにかくやってみる、という方式でやります。
「すごろくなの?」
「人生ゲームみたいなやつ?」
など、いろいろ質問が出ますが、まずは、
This is a submarine. Do you now submarines?
「船?」
No, not a ship. It goes into the sea.
「あー!潜水艦!」
Yes!
And this is the air. 赤い木のコマです。潜水艦の中の空気の残量を示すのですが、こどもには、そんなに難しいことを言わなくて大丈夫。
「Air?」
はあ、はあ、って呼吸をして見せればOKです。
「あああ、空気?」
Yes!
こんな風に、探検する遺跡チップを並べて、サイコロを振って、進めて行きます。今回はruinよりtreasureの方がモチベーション上がるのでお宝、treasureと呼びました。
潜水艦の空気がなくなったら1ラウンド終了です。3ラウンドしたところで一番得点の多い人が勝ち。空気がなくなる前に潜水艦に戻っていないと、せっかくとった宝物は海に置いてこなくてはいけません。闇雲に前に進むだけだと、海の藻屑となってしまうので、毎回、サイコロを振る前に、
I’ll go forward.
I’ll turn back.
のどちらかを宣言します。必ずセンテンスで、言わせるようにします。
また、遺跡チップも、その後のサイコロの目に影響を与えるので、むやみにとれば良いというものではなく、結構戦略を考えないといけません。うん、面白いゲームです!
The deeper treasures are higher score.
「後の人の方が有利ですね?」
Yes, There are more advantages for a latter person.
男子は、将棋を習っている子が多いので、「うーん、将棋みたいにアタマ使わないとな」と、言ってました。
最大人数が6人で、人数もぴったり。
わけがわからないながらも、英語の説明を聞いて、
”Do you want this treasure? Yes, or No?”
”??”
”Say, yes.”
“? Yes…”
で、チップを渡されることを繰り返していきながら、だんだん理解していきます。
このわからなくても我慢して、少しずつ理解していく、という過程が大事です。
「わからないことを自分の中でホールドして、推測する、考える」
というのは、どんな学習においても重要なことです。
最初から答えのあるパターン演習ばかりでは、この力はつきません。
このジリジリする、イライラするような時間に耐えられない子も結構います。
「めんどくさいからもういいよ」とか。「意味を教えてくれないとわからない」とか。
それはこちらが我慢です。
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先に4年生のクラスにやったので、「えー、わかんない」と、ブーブー言い始めた子もいましたが、ゲーム好きの子の熱に引っ張られて、なんとか導入。
後の5年生のクラスでは、
「ルールが少し複雑だけど、4年生は全部英語で説明して、理解してゲームを楽しめたから、君達も集中してやるように。ほかの人と遊んでたり、おしゃべりしてるとわからなくなるよ。」って言ったら、
「じゃあ俺たちもできるよな」って、集中してできました。プライドが滲み出てました(笑)
良い子たちです。
「来週もやる?」「来週もやりますか?」
って聞いてくれたら、成功です。
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