昨日の水曜日の読書会で、
「一応、メモしてあるんだけど、内容について質問されると、
どこに何が書いてあったか、迷子になってわからなくなってしまう」
ということを伺いました。
読書会では、何が書いてあったかを、口頭で言ってもらうからです。
私がどんな風に覚えているか、またはどこに書いてあったかをサーチするか、ご参考までに書いてみます。
(1)メモ
例えば、Flowers for Algernon用に私がとってるメモはこんな感じです。
日誌風のレポートの形式をとってますので、その日毎にメモをとってあります。
これは、外のカフェで思いついてやり始めたので、ノートを持ってなくて、大きめの付箋に書き、あとでノートに貼りました。
左側には言葉の意味も書いてあります。
2)位置で、なんとなくマッピング
メモをとるときや、昨日のマインドマップを書くときにも、
何回か文章を行ったり来たりします。
その間にやっているのが、なんとなくマッピング(?)とでもいうようなことです。
以前も書きましたが、どうも私はかなりイメージを使うタイプのようです。
「どこに書いてあったか」と、聞かれると、
見開きのページの左下だったか、右の真ん中あたりだったか、
そんな風に、場所をざっくり位置関係でマッピングして、覚えているようなのです。
ですから、電子書籍で、文字の大きさを変えてページの配置が変わってしまうと、
迷子になってしまいます。
そういう意味では、紙の本の方が、情報へのアクセスは断然速くなります。
もっとロジカルな覚え方をする人であれば、「この文脈の、この辺り」とか、
この本であれば、「April 10の内容」と、言ったように覚えてらっしゃるのでしょうから、それはあまり障害にならないのでしょうね。
3)メッセージを探す
Flowers for Algernonは、かなり「分かりやすいお話」で、
作者の強いメッセージが、ちりばめられています。
ここだと思ったら、アンダーラインを引いておきます。
4)主人公が大きく変わる瞬間をとらえる
物語の中には、主人公のターニングポイントとなるような、
話が大きく変わる箇所があります。
水曜日の読書会のように細切れに(10数ページずつ)読んでいても、
その中で、主人公が大きく変化を見せる場面があります。
そこには注意を払いながら読み、付箋を貼ったり、
アンダーラインを引いたりします。
5)主人公の性格を表すために書かれている個所に注目する
この本は、主人公の性格が丹念に書かれています。
それは4)とも連動しますので、そこにも注目して、
目印をつけていきます。
6)速く読んで目的の箇所を見つけたいときは、トピック・センテンスに注目する
英語は、パラグラフの一番最初の文章(トピック・センテンス)だけを読んでいけば、
話の概要がつかめるようになっている、というのは、
以前のパラグラフ・ライティングの記事でも書きました。
急いで目的の箇所を見つけたいときは、
パラグラフの第一文だけを読んでいきます。
こんな感じでしょうか。
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