2月12日水曜日、東海大学国際学科教授の小貫大輔氏をお招きして、性教育講座を開きました。
申し込み開始日に90人を超える方にお申し込みがあり、急遽、部屋を広げ、申し込み受付から3日で申し込みを締め切らせていただきました!
運営側からすると、お母さん向けの講座は、当日、1割2割のドタキャンはあたりまえなんですが(お子さんが具合悪くなったりするので)、それも10名ほどと、かなり少ない人数で、みなさんの関心の高さが伺われました。
小貫さんは、長くブラジルで、バースコントロールの指導や、助産師という職業を作られたり、産院の整備をされたり、海外経験の豊富な方です。
最初は、おじきと、握手と、ほっぺにチュッの練習から😆
アイスブレイク的に。
わたし、「ほっぺにチュッ」が、ほっぺたをくっつけて、音をたてるだけって知りませんでした……。勉強になった……。これならできる。今までほんとに唇をつけるんだと思ってたんですよ。っていうか、どうやるかわからなくて、避けてました!(知らない人にチューしなくていいんだ!!)ってホッとしました😆
フランス人とかラテンの人が来ると、ビビってたんですよ、正直。
で、挨拶しながら、質問しあいます。
「女性器のことをおうちでどう呼んでいるか」
パートナーを替えて
「こどもから、赤ちゃんはどこからくるの、って聞かれたら、なんて答えているか」
小貫さんは、シュタイナー教育についても造詣が深い方です。
子どもが「赤ちゃんは、どこから来るの」って聞く時は、二つのことを聴いていることが多い。
なので、
「神さまの国から来た、お空の上から来た」
という話と、
「お母さんの身体のどこから生まれてきたのか」
という話を6歳より前の子なら、すんなり受け入れてくれる。
だからなるべく小さいうちから、自然に、暖かく、子どもへのプレゼントとしてオープンに教えていくのが良い、というお話しでした。
できれば、9歳までに話をしておくと良い。
そして、お母さんの身体の話だけしちゃうと、お父さんの存在意義がなくなっちゃうので、ちゃんとなぜお父さんがいるのか、という話も絶対してね、というのが、お父さんである小貫さんから語られるのが、なんとも良い感じでした🥰
他にも、セックスについての伝え方や、男の子の包茎についての話など、みなさんが聞きたいと思っていた内容が、オープンにわかりやすく、ユーモアも交えて語られ、また参加者からの質問からお話しが広がり、最高の講座になりました。
アンケートから
・続編をぜひ聞きたい
・父親のための講座も開催してほしい
・子どものための講座も開催してほしい
・命の素晴らしさを教えられるのは家庭だということがわかった
・心の準備をしておけば、チャンスがきた時に大切なことを教えられる
・今までタブーを感じていた話題にポジティブでハートフルなイメージが持てた
・家庭で性の話題をタブーにしない
・子どもへのプレゼントとして伝えていきたい
などなど、書ききれませんが、参加者も大満足の講座でした。
この講座は、10月のシュタイナー教育講座のとき「いつ・どんな風に性について教えればいいんでしょう?」という質問が出て、わたしがうまくお答えできないことから企画が始まりました。
小貫さんにご快諾いただいて、そこから怒涛の勢いで生活クラブのみなさんと準備を進めてきました。
スタッフに名乗りを上げてくださったみなさま、生活クラブの職員のみなさま、本当にお疲れ様&ありがとうございました!
後日談
昨日、3年生の女の子二人の英語のクラスでした。そのうち一人のお母さんが、この講座に参加されました。
その子が、絵を描いているときに
「わたし、お父さんとお母さんの秘密を知ったんだ」って、とても嬉しそうにつぶやきました。
もう一人の子が「えっ」って言ったら、「あ、ううん、なんでもない」って別の話を始めてましたが、後でお母さんに伝えたら、講座の後、伝え方を忘れないうちに、って思われて、伝えたそうです。とても嬉しそうに聴いてたそうな
素敵です🥰
参考
こちらは、NHK NEWS WEB掲載の小貫教授の『包茎はダメ、じゃない』です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191216/k10012211511000.html
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