Harry Potter and the Chamber of Secrets
- 作者: J. K. Rowling,Mary GrandPre
- 出版社/メーカー: Arthur a Levine
- 発売日: 1999/06/02
- メディア: ハードカバー
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ハリーポッターの2巻が出たのが上記によれば1999年。わたしが読んだのは、たぶん2001年だったと思います。
同じころにこういう本が出ました。
- 作者: 向山淳子,向山貴彦,studio ET CETRA,たかしまてつを
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2001/12/20
- メディア: 単行本
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わたしは、高校から大学へ入ったばかりのころ英語が全然できませんでした。高校ではラッパばかり吹いていて勉強せず、日本史の教科書だけ丸覚えして、わりに簡単に大学に入ってから(付属だったものですから)大手チェーンの英会話学校に行ってみて、
「won’t (will not)ってなんですか?」と、聞いて、同じクラスの他の学校の大学生たちに、ものすごくばかにされました。ま、そりゃそうね。
すさまじいダメさ加減でした。
もちろん英文科や英語学科ではありません。史学科で日本の考古学専攻です。
5歳から12歳まで台湾にいたのですが、そのころ、10歳から12歳までアメリカ人の家庭教師が来てくれていました。そのころ、まだ台湾では日本語がけっこう通じましたし、中国語もまあ、ちょっとはできて、英語は全然使う機会がないので、全くできるようになりませんでした。ただ、発音だけが残りました。
今、たけしの宣伝している学校のカウンセラーに
「あなたは全然英語が話せないのに、なんでそんなに発音だけがいいんですか」と、聞かれたのを覚えてます。家庭教師の話をすると、
「親御さんに感謝しないとね」
はあ……。はい……。でも英語できないよ……。
そこは、半年も行かずにやめてしまいました。自分ができないのはよく分かりました。このままでは、だめだということも。
日本に帰ってきて入ったばかりの中学では、英語は、そこそこできる方でしたが、先生の発音が「じすいずあぺん」なのに度肝を抜かれ、英語を使う機会もなく、文法主体で面白くなく、現在完了あたりでよく分からなくなり、高校に入ったら、授業はつまらないし、ますます文法がわからなくなり、どんどんできなくなっていきました。
文法が嫌いになったのは、文法用語が嫌いだったからです。
なので、今もあまりそこには頼らずに説明したいと思っています。
文法より、私は英語を話せるようになりたかったし、聞いて解るようになりたかった。
そのころは、バイリンギャルとか言って、英語を話せるニュースキャスターの女の人が、もてはやされ初めた時期で、就職を考えて英語を、というのはもちろんあったのですが、本気になったきっかけは、なんだかバカみたいなことなのですが、『ハンガー』というデヴィッド・ボウイの映画で、英語の t や k の子音の音の残響が「ものすごくかっこいい」と思ったのです。この子音の残る言葉を話せるようになろう、と、思ったのを覚えています。
で、どうしたのかというと、ここでは一度簡単にまとめてしまいますが、もう一つ別の英語学校の夜間コースへ2年間、通いました。大学とのダブルスクールです。そこのやり方は、言い方を丸覚えして英語しか話さない環境に無理やり入るものでした。ここで、ある程度できるようになり、就職後、しばらくしてから、カナダへ1年間行きました。
主に話すことがメインの学習でした。まずは話せるようになりたかったのです。
ペラペラになりたかったのです。(笑)
文法は苦手。読むのもあまりできませんでした。カナダから帰ってきてコレポンや通訳などを企業内でやっていましたが、今考えると冷や汗ものです。
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上記の『ビッグ・ファット・キャット』は、英語の文法をできるかぎり簡単なモジュールにして、これでもかと分かりやすく説明してくれています。色もかわいくて、
「これだ!」と、思いました。文法用語はもちろん使いません。
また、日本に住んでいるかぎり、英語を大量にインプットするには、多読が一番良い、という内容でした。ハリポタに、はまり始めたわたしを後押ししてくれたのです。
『ビッグ・ファット・キャット』は、今でも初めての生徒さんには「ぜひ読んでください」と、紹介する本です。巻末の前置詞のイメージもとても解りやすく、文法が苦手で英語嫌いになった方には特にお勧めします。
つづく
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