8月23日(土)、The Luminariesのチャプター1までの内容把握を試みました。
実質、今回が初回と言って良いと思います。
The Luminaries、かなりタフな本です。総ページ数、832ページ。
時代設定が1866年のニュージーランド、と、あまり馴染みもありません。
今回の内容:
地理の把握
時代背景の把握
Part1 のChapter 1にあたるMercury in Sagittarius(P.3~43)の内容把握
私も当日までに2週間くらいで読み切ろうとしたのですが、本に沈潜できるだけの時間がとれません。そこで、Audibleを使って全部聴き切ってしまおうとしましたが、はたせず、Part1(364ページ)まで聞きました。
実は、(こんな本を選んじゃったけど、どうしよう……)と、思っていたのですが、これが読み(聴き)進めるに従って、どんどん引き込まれていき、面白い!やっぱり読んでみて良かった!ブッカー賞、伊達じゃない。
昨日は2名の参加でしたが、やはり、みなさん苦戦中。
この本は、この前のLife of Piとは対照的に、登場人物が多く、それぞれの立場から、情報が出されていきます。その登場人物を頭の中で描いて行くのが手間なのです。それから、ボチボチ読んでいると、前のことを忘れてしまうので、続けてどんどん読むのがコツなのですが……
みなさん、お忙しい。
そこで、オーディオ・ブックを活用しよう、という提案をしました。
The Luminarieは、現在、Audibleで購入が可能です。
CDですと、アマゾンでは、10月7日以降になりそうです。
オーディオ・ブックの利点は、多少わからない単語があっても、どんどん進んでしまうので、スピードが上がるのです。速い人に手を繋いで走ってもらうと、速く走れるでしょう。あの感じです。
「そういうのは解る人の言うことで、そんなの聴いても内容が把握できない……」と、思うかもしれません。
もちろんレベルの問題はあります。初心者にはこの本は無理ですが、今の参加者のみなさんでしたら、大丈夫。
オーディオ・ブックを聴くときのコツは、
「解るところだけ聴けばよい」
ということです。
数字など、細かいことが把握できなくても、とにかくどんどん聴いてしまいます。
なんだか大金らしい、とか、だいたい解ればいい、と、割り切ってしまう。
登場人物が誰だか解らなくなったら、今回は、本に人物リストがあるので、そこで確認します。
また、内容把握できているかどうかの基準は
「頭の中で、映像化できているかどうか」
です。
あまりにも脳内で映像化できないようであれば、もう一度戻って聴きます。
いつ、誰が、何処で、何をしているのか。けんかしているのか、愛し合っているのか、共謀しているのか。
オーディオ・ブックは、俳優が読んでいるので、キャラクターがある程度作られています。今回のように、世界各地から集まってきている人物設定だと、フレンチはフレンチのアクセントで、アイリッシュはアイリッシュのアクセントで読んでくれます。マオリの言葉もそれらしく読んでくれるのです。また、気の弱い人は、そのように、強面な人はそれなりに……。なので、脳内キャラクター設定の助けになります。
解るところだけ聴いているうちに、話の流れが見えてきます。ざっくり解れば、それで良いのです。
音声はどんどん聴き進めてください。読書会では、読書会の前に1チャプターずつ精読してきていただいて、内容を把握していく方向でやってみましょう。1チャプターは、大体40ページ見当です。
一度聴いてから読むと、いきなり文字から立ち上げて読み出すのよりは、楽に読めます。また、頭の中で知らずに問いが立っているので、あ、こういう意味だったのか、と、内容把握もしやすくなります。
最初はキツいのですが、聴いているうちに慣れてきます。とりあえず聴いてみよう、流してみる、というユルい態度が大事です(^_^)聴くほうは、どんどん進めてしまってください。もちろん最初は、戻って、何回か聴いてみるなど、いろいろやってみてください。
わたしは、一旦切ったときは、前に少し戻して聴くようにしています。デバイスは、iPod nanoを使っています。iPod shuffleだと戻るボタンで1チャプター戻ってしまうので、同じチャプター内でも、少しだけ戻せるデバイスが便利です。
地理と歴史的背景は、長くなりましたので、別に書きます。
iPod ShuffleとiPod nano。1チャプター1時間以上あるので、nanoのこの指で少しだけ戻せる機能がないと辛い。2倍速とか、1/2倍速もありますが、私自身は使っていません。左から2番目の30秒戻るボタンは便利です。もちろんiPhoneや、iPod touchでも同じ機能が使えます。
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