ドリルをやりつつ、読解力もあげて行きたい。
では何を読むか。
これは、生徒さんが自分で見つけてきてくれました。ラダーシリーズ。
The Albert Einstein Story アインシュタイン・ストーリー ラダーシリーズ
- 作者: ジェイク・ロナルドソン
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2013/08/16
- メディア: Kindle版
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5段階あります。
レベル1 中学校で学習する単語約1000語
レベル2 レベル1+使用頻度の高い単語約300語
レベル3 レベル1+使用頻度の高い単語約600語
レベル4 レベル1+使用頻度の高い単語約1000語
レベル5 語彙制限なし
わたしは、気質的には、レベルなどにかかわらず、面白そうと思った本なら、辞書を片手にガツガツ最初から挑んでいく「崖登り」が、個人的には好きなんですが、崖は、大変すぎて落っこちる(途中で読むのをやめる)リスクもたくさんあります。今までに投げ出した本、数知れず……。
この方は、大人の方なので、ご自分で着実な道を見つけてこられました。
もう今までにHolesなどを何冊か読まれた後、『アルジャーノンに花束を』に挑戦していただいたのですが、途中で挫折されました。
『アルジャーノン』は、途中でものすごく語彙が難しくなる部分があるので、実は挫折されたのは、この方が初めてではありません。わたしのミスです。
わたしみたいな崖登りが好きなタイプは、多少、難しくなってくると、「よっしゃ、やったろうじゃん」と、かえって張り切って辞書を引いたり、よく噛まないで、ガツガツ食べちゃう ー 多少分からなくても、それはそれとして読んでしまう ーので、きちんと着実にこなしていきたい、A型タイプの人の要求がわからなかったのです……。すみません。
急にお仕事の状況が変わって、以前より来られる回数が少なくなったので、ご自分で無理なく続けられる方法を模索されたのですが、難しい本だとモチベーションが保てないので、簡単な本をたくさん読むようにしたい、とのことで、このラダーシリーズを選んでこられました。
上記のアインシュタインに続いて、
エジソン・ストーリー The Thomas Edison Story (ラダーシリーズ Level 1)
- 作者: ジェイク・ロナルドソン
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2011/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ガンジー・ストーリー The Gandhi Story (ラダーシリーズ Level 1)
- 作者: ジェイク・ロナルドソン
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2010/11/26
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と、まずは偉人伝的なところを続けて読んでこられました。もちろんわたしも読みます。
こういう伝記の良いところは、 名前だけは良く知っている人の生涯を追っていけるので、興味も持てますし、わかりやすいことです。また、伝記は、その人の生まれてから死までのストーリーなので、ある意味、シンプルです。語彙も文法事項も簡単なので、中学生の教科書を読んでいる感じです。味わいはないですが、英語に慣れる、という意味では良いレベルです。
で、次にレベル2の 『ローマの休日』
ローマの休日 Roman Holiday (ラダーシリーズ Level 2)
- 作者: イアン・マクレラン・ハンター
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2011/01/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これは映画もご覧になってたのでよかったそうです。脳内映像化が容易ですね。
レベル3のこれは少し難しかったそうです。
シャーロック・ホームズの冒険 Adventures of Sherlock Holmes (ラダーシリーズ Level 3)
- 作者: コナン・ドイル
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2005/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なるほど、このあたりが、この方のチャレンジングな領域だな、ということがわかります。意味が解らないと、謎も解けないし。
少し、難しいくらいのものに取り組むのがいいんです。なだらかな坂道を上ることで実力も上がります。
というわけで、次の課題を『菊と刀』にしてみましたが……
The Chrysanthemum and the Sword 菊と刀 ラダーシリーズ
- 作者: ルース・ベネディクト,ジェイク・ロナルドソン
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2013/09/06
- メディア: Kindle版
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うーん、これは好き好きかなあ。エンターテイメントではないですからねー(^^;
がんばれ(^^)/
ご存知、第二次世界対戦時、日本研究のために文化人類学者によってかかれた本ですが、on, an on とか、the onって出てくるので何かと思えば「恩」でした。
恩のことをdebtって言ってるよ……。まあ、そうだけど……。うーん……。
少し前の日本の家父長制のこととかが、封建制度の歴史などにからめて書いてあります。お父さんがおうちで一番偉くて、配膳もお風呂も一番とか。もはや神話……。
語彙は難しくないですが、寝ちゃうかも。
ホームズで良かったかなあ。でもホームズも時代背景、古いしなー……。古いミステリーって、今読むと、「ええ?そんなのでいいの?」っていうくらい、シンプルなんですよねー。人がもっと信じあってるしね……。現代の人間関係ってもっと複雑だし、闇が深い……。
明日は、読むときのメディア(紙か?デバイスか?)について。
⭐️えいごのいずみホームページ⭐️
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