8日(木)に蕨駅近く「くるる」の3階で行いました。
前回、行うはずだったフェルトニードルの実習も行いました。今回のテーマは、12感覚です。
12感覚は、触覚から入ることが多いのです。ふわふわの羊毛。それが固くなっていくのも一つの触覚の体験です。羊毛クラフト、20年前くらいは、羊毛もフェルトニードルも特殊なお店でしか売っていませんでしたが、今は、100円ショップで売っているそうな。隔世の感あり。
わたしは15年前くらいに100本くらいまとめて買ったのがありましたので、それをみなさんに今回は持って行きました。すぐ折れますのでね。羊毛に巻いてあったので、その油で全然錆びないのです。すごいね、羊毛。
今回は、くるみの殻の中に、フェルトを入れて、ピンクッション(針刺し)をみんなで作りました。4年生は、色鉛筆ケースを作ってもらいますので、そのときの針刺しとして、お母さんからのプレゼントになればいいなと思って。
一つの殻に対して、このくらいの羊毛です。フワフワした羊毛がニードルで少しチクチクすると固く締まっていきます。
白い台ができたところで、後は各自、自由に色の羊毛で模様をつけていきます。
できたのがこちら。
思い思いのデザインで、楽しいものができました。おうちに帰ってから、子どもにせがまれて速攻でニードルを買いに行った報告がLINEにあがる、あがる(笑)
お母さんたちには、チクチクしてもらいながら12感覚の話を始めました。
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シュタイナーの12感覚は、テーマとしてはとても大きいのです。
通常、私たちは、五感などとざっくり言っていますが、触覚、嗅覚、視覚、味覚、聴覚、というのが最初に思いつきますね。その他にも平衡感覚などは普通に思いつく感覚だと思います。
12感覚の内容を説明するために描いて行った図がこちらです。
今回は、触覚、生命感覚、運動感覚、平衡感覚を、その対応する感覚とも からめながら、ざっくり説明するにとどまりました。お母さんたちは、チクチクしながら、質問も出て、それにお応えしながら、お子さんたちの学校の様子とか、お母さんたちの悩みも聴きながらとか、こういう小さな規模の勉強会の良いところです。
12感覚に関しては、5月の連休開けから、もう少し丁寧に、詳しく取り上げていく講座を企画中です。
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参考文献としては以下があります。12感覚について詳しく知りたいかたは、ズスマンの青い本を。個人的には感覚と12星座の対応はちょっと残念です。
クラーニヒの本は、絶版で鼻血が出そうな値段になってます。この本は、上位の感覚(精神感覚)に関して、とても良いのですけど。今は発達のことがとても問題なので、この本は、できれば再度出版して欲しいです。
岩橋亜希菜の著書は、一番とっつきやすい本です。12感覚に関しては、本当に触れている程度ですので、12感覚についてしっかりということであれば、ズスマンを、シュタイナー教育に関して、まずは全体的に知りたいというのであれば、岩橋亜希菜の本をお勧めします。
亜希菜さんとは、ご本人とこのあいだ話す機会があって、「すっごく省かれちゃったのよね」ということでしたが、水増しじゃなくて、削ぎ落とされるくらいの方が良い本でしょう。それだけに読みやすい内容になってます。
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シュタイナーの子育て 30のヒント
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