エクストラレッスン・グループセッティング

GWは、4日間のワークショップに参加してきました。

新大阪で開催されたエクストラレッスン グループセッティングコースです。2019~2020年にかけて年4回、行われるうちの第一回でした。

エクストラレッスンとは、シュタイナー教育の現場でも1960年代くらいから、通常のクラスのなかで一緒に勉強するのが難しい子が見られるようになり、イギリスのシュタイナー学校で教えていたオードリー・マカーレンが、1909年にシュタイナーが行なった講義を元に、少しずつ組み立てていった実践的なエクササイズです。

1909年のシュタイナーの講義は、『人智学・神智学・霊智学』(高橋巌訳 ちくま学芸文庫)で読めます。

12感覚とエクストラレッスンの結びつきはとても深いのです。

「エクストラ」ですから、クラスのほかに子どもに働きかけるために作られたレッスンですが、今回は、通常のクラスの中での取り入れ方に特化した内容になっています。

エクストラレッスンで行われるエクササイズは、とても簡単で、(こんなことで、それが解消するのか)と、思われるようなものですが、その背景にある思想はとても深く、大きいのです。そして、それを長年、小学校の現場で実践してこられたユップ・アイケンブーン氏が、今回の講座の講師でした。

わたしも英語教室えいごのいずみを初めて、そろそろ20年になろうとしていますが、この2年ほど新たに小学生を教えてみて、以前よりも、こどもの発達を念頭においたアプローチの必要性をひしひしと感じています。

現代の便利な社会が、どんどん子どもの発達に影響を及ぼしています。

今までも、こどもの発達の勉強をしつつ、エクストラレッスンの本なども参考に、それを含めたアプローチも英語のレッスンの中でしてきました。今回の講座を受けて、さらにいろいろな方法を学べたので、新しい方法で働きかけてみようと、早速実践中です。どれもシンプルで芸術的なアプローチなので、ワクワクしながらやってみています。

最初はプリミティブな反時計回りの殴り書きから

えいごのいずみは少人数なので、一人ひとりに目が届くのでこうしたアプローチは実践しやすく、また、お母様方にもご理解・協力してもらいやすい環境にあります。

また、去年は、生活クラブでお母様方への12感覚の講座を持たせていただいたことで、私の12感覚への理解も深まり、今回、ユップ先生の講座を受けながら「ああ、こんな視点があったか!」「こう言えばもっとわかってもらえたかも!」等々、かなり勉強になりました。

現場の子どもたちと一緒にいろいろ試して経験しながら、その子にとって良い方向へ進めるよう「えいご」の内容を組み立てて行きたいと思っています。

天の浮橋の話の後、これを描きました。

エクストラレッスン関連の本は、こちらのサイトで買えます。
(今、向こうのメールとか、システムがちょっと調子わるいみたいです。本をなくしてしまったので、購入しようとしましたが、うまくいかないので、電話して買いました。2019年6月14日現在)

Rudolf Steiner Collage Bookstore

https://rscbookstore.com/search?q=Extra+lesson

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