こどもは、こどもの歯から大人の歯に生え変わりが始まるとき、一つの大きな節目を迎えます。
早い子は、5歳くらいから抜け始めますから、年長さんで、もう抜け始める人もいると思います。
そして、1年生になってもまだ抜け始めない人もいます。
そういう人は、まだ、身体を育てる方にエネルギーを使っています。
環境が、目覚めを急がせる現代、貴重なゆっくりさです。
同じ1年生でも、交歯(こどもの歯から大人の歯へ変わること)が始まっている子と、これからの子は、描く絵も、言うことも全然違います。
交歯前の人は、まどろんでいるような、一枚ヴェールのかかったような、まゆの中にいるような雰囲気をまとっています。
季節のテーブルのお人形で遊びたいし、
夕方4時からのクラスでは途中で眠くなってしまいます。
学校でがんばってますからね。
そして、最後に歌う、5度の気分のペンタトニックお歌が大好きです。
「この歌ね、大好きなんだよ」
って、いつも言います。
交歯の始まっている子と、始まっていない子の混在しているのが1年生です。
早くても、遅くても、
同じ学年の他の子と比べて、焦ったりする必要はありません。
まだ身体を作るのにエネルギーを使っているので、知的なことはもっと後からついてきます。
歯が抜け出したら、雰囲気も態度もいろいろ変わってきますので、
もう少し、このふんわりした時間を楽しみましょう。
なーんて、わたしも今だから言えるのですが、わたしの性格では、
自分が若いとき、自分の子だったら、目覚めたお子さんと比べて焦ったと思います。
でも、大丈夫です。
今は、他の子と比べるのって、意味がないのが、よくわかります。
小さいときから大人になるまで、自分の子だけじゃなくて、いろいろなお子さんと関わらせてもらったおかげです。
学校外のアクティビティなので、ゆっくり見守っていきます。
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